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いつからか、大切な人に会って別れた後に虚しさを覚えるようになった。それはどうやら、関係性の問題ではなくて、私自身の変化に原因があるようで、。
昔だったら何がいいのか分からなかったような映画が好きになった。大人になったな、と思った。大人になったら感性がなくなるんじゃないかなんて、そんなことはなかったよ、子どもの頃の私。
本音、という名の建前、かもしれない。
Google Photoを眺めていたら、一年前の今日の写真が出てきた。
そっか去年の今日は、友達と洋服を買いに行ったのか、なんて懐かしくなりながら、その時の感情まで思い出していた。
どうやら私は、この一年でだいぶ変わったらしい。
ずっと着てみたかったボーイッシュな服。ストリート系の、今まで私が来ていた清楚な服とは全く雰囲気が違う服。
こんなの着てみたいんだよね、と友達に話したら、洋服なんてすぐ買
いろんな人がいるんだな、を、ねっとりとした何かが広がっていくような感じで実感している。決していい意味ではないその感覚をしかと受け止めるくらいには大人だけど、それを割り切って人間関係の構築ができるほどには大人じゃない。
小説の、ありありと想像できるくらいに鮮やかな描写に感嘆し、そういえば小学生の頃は「情景描写」というものの理解ができず、読書は好きなのに国語の成績が最悪だったことを思い出した。大人になったな、私。
書きたいと思った。でも書けないと思った。だからお風呂上がりにひとり、ワインを少しだけ、でも流し込むように、飲んだ。
お店で、お香を炊いていた。煙がつーっとまっすぐ上がって、くるくるっと輪を描いて消えていく。流れに身を任せて踊っているようで、なんだかとても落ち着いた。お香って、香りだけじゃなくって、全てを含めた空間まるごと愉しむんだな。
これはただのひとりごとです
帰国してもう2週間が過ぎた。
海の向こう側アメリカから、生まれ育った国日本へ。
砂漠の真ん中にある小さなまちRenoから、日本の真ん中東京へ。
30分バスに揺られて通っていたUNRから、1時間満員電車に乗って通う東京の大学へ。
そうか、2週間前、私はあの地にいたのか。
もうなんだか遠い昔のことのような気がする。
土地が変われば暮らしも変わるわけで、私の生活はガラッと変わった。
でも、うんとこし