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【かなの推し活日記】ドライブ・マイ・カーを観た感想(ネタバレなし)
カンヌ国際映画祭や日本アカデミー賞で話題となった
ドライブ・マイ・カーをやっと観ました。
(超今さらなんですが…)
3時間の超大作と聞いていたので、
途中飽きたら止めようと思っていたのですが、
3時間という長さを感じさせない引き込まれる感覚がありました。
そんな作品を観た個人的感想を述べていきます。
【あらすじ】(※ネタバレなしです。ご安心ください)
演出家の主人公が秘密を抱えた最愛の妻を亡くし
喪失感を抱えながら仕事復帰するなかでドライバーのみさきと出会う。
初めは拒否するも次第に共感し、
ある事件を機に彼女の故郷である北海道に向かう。
どこか陰のある寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、
主人公:家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく…。
【感想】
正直1回観ただけでは内容が難しく、
理解できないところも多くありました。
アンニュイな感じで進んでいきますが、
人間の孤独・関係性・影などが交わりあった感じの作品で、
全体的に重めなテーマの印象です。
『自分がもう少し早く帰っていれば妻を助けられたかもしれない』
と後悔し続ける主人公と、
『助けられたかもしれないのに1歩も動けなくて母親を亡くしてしまった』
と後悔し続けるドライバーみさき。
人は生きていれば後悔の塊で、
それは大事な人に対してそうなのかもしれません。
後悔することは山ほどありますが、そんな人生を受け入れて
前を向いて歩いていかなければならないなと改めて思い知らされました。
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村上春樹さん原作なので、独特な言い回しや情景があり、
村上春樹さんの作品が好きな人にはとても好評でしょう。
しかし私は『賞を取るほどの作品なのか?』と思ってしまいました。
人それぞれ好みはあると思いますが、
個人的には星2つ★★ぐらいです。