目が合わない...「ASD(自閉スペクトラム症)の特徴」
こんにちは。今回はASDについてお話しさせていただきます。
自閉スペクトラム症(ASD: Autism Spectrum Disorder)の幼児に見られる特徴は、以下のように整理できます。ASDの症状は広範囲であり、お子様によって異なりますが、一般的に次のような特徴が見られます。
コミュニケーションの難しさ
言葉の発達の遅れ:他の子どもと比べて言葉を話し始めるのが遅い。
一方通行での会話:話題が一方的になることがあり、会話のキャッチボールが成立しない事がある。
エコラリア:オウム返しのように他人が言った言葉をそのまま繰り返すことがある。
社会的な相互作用の難しさ
アイコンタクトの少なさ:他人と目を合わせるのが難しい。
共同注意の欠如:興味のあるものを指さしたり、他人とその興味を共有しない。
共感の難しさ:他人の表情の読み取りや感情や視点の理解が難しい。
行動の特徴
反復的な行動:刺激や安心感を求めて同じ動作を繰り返す。例えば、同じ場所をぐるぐるする、回転物を見入るなど。
ルーティンを好む:変化や刺激に対して強い不安やパニックを感じるためルーティン行動を好みます。
限定的な興味:特定の物やテーマに非常に強い興味を示し、それについて長時間話したり過集中する。
感覚の過敏または鈍感
音や光に敏感:普通の音や光に対して過敏に反応する。
触覚の過敏または鈍感:特定の触感を嫌がり苦手な服や素材があったり、逆に強く触れないと感じないことがある。
味や匂いに対する強い好みや:触覚や嗅覚の特性により特定の食べ物しか食べらず偏食がある。
その他の特徴
運動の発達の遅れ:歩く、走る、ジャンプするなどの大きな動作の不器用さがある。
手先の不器用さ:手先を使った細かい動作が難しい。例えば、ボタンを留める、鉛筆を使うなど。
特定の物や習慣へのこだわり:特定の物や習慣に強いこだわりを持つことがある。
これらの特徴は個々の子どもによって異なり、すべてのASDの幼児に当てはまるわけではありません。
フォレストキッズこどもの国教室では、無料相談を実施しておりますので、発達について不安な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。