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小径車で大島一周サイクリング

14インチでシングルギアの小径車で2日間かけて大島一周の旅をしてきた。


1日目

ジェット船で大島へ

東京から大島への移動はジェット船でおよそ2時間。8:30に東京港を出港し、10:30頃に大島の元町港に到着。
当日の天候で元町港になるか岡田港になるかが決まる。
今回は島を時計回りに回るため、元町港からの出発だと岡田港からの出発に比べて距離が10kmほど伸びる。
ただし元町港から岡田港への道は海沿いのサンセットパームロードを走ったり、スーパーでべっこう寿司などを食べることもできるので、大島一周するには元町港出発の方がいいと思う。

セブンアイランド 愛

ブレーキトラブル

元町港に到着したらすぐに自転車の組み立てを行ったが、前輪のブレーキがの動作がおかしい。
ブレーキのインナーワイヤーを通すバナナ内の抵抗が大きいようで、ブレーキを引いた後の戻りが悪い。とりあえず応急処置をしてブレーキがかかるようにした。

予定外のトラブルに時間をとられて出発が遅れてしまった。
おなかもすいてきたので、フェリーの待合所でべっこう寿司を購入して食べた。昨年の大島旅行でも食べたが相変わらずおいしい。

サンセットパームライン

元町港を出発してサンセットパームラインを走る。

ここはオレンジ色のサイクリングロードがあり、こちらは海が近くて景色がよく見える。ただし、路面が悪くスピードを出すと走りにくい。
車道を走ると海は多少離れるが路面はきれいなので走りやすい。交通量も少ないので車道の方がいいと思う。

ここは大島一周のなかで一番いい景色のエリアなので何度か止まって写真を撮りながら走る。

海沿いは気持ちいい

大島ストアでランチ

サンセットパームラインを離れて大島一周道路で岡田港方面に進む。岡田港までは緩やかか登り基調。ロードバイクであれば問題ない登りだがシングルギアの小径車ではツライ。

ランチの時間になったので、途中の大島ストアでランチ。べっこう寿司を2種類と豚バラの塩焼き丼を食べた。べっこう寿司は元町港で食べたものよりも唐辛子がきいていてやや辛いがおいしい。豚バラ丼もおいしい。

写真がないのでAIによるイメージ画像

大島動物園

大島ストアの後は引き続き大島一周道路で大島動物園に向かう。大島動物園の前は激坂があり、シングルギアにはキツイ。

大島動物園はレッサーパンダやワオキツネザルなどがいて、なかなか見ごたえがある。1時間ほど滞在した。なぜか入園料は無料。

飲み物やお弁当、アイスの自販機があり、トイレもあるので動物園に入らなくても立ち寄った方がいい。この後は島の南部に着くまでは飲み物や食べ物を補給するところはない。

レッサーパンダ

裏砂漠

大島動物園からは引き続きヒルクライム。きつい勾配と緩い勾配を繰り返しながら登る。ここもシングルギアにはキツく、ロードバイクだったら楽なのになぁと思いながら走る。

しばらく上ると裏砂漠の入口に到着。軽石で敷き詰められた砂漠をジャリジャリと足音をさせながら登る。30分ほど登ると登山道に当たる。この後のスケジュールを考え、今日はことまでとした。

振り返ると裏砂漠からの海

筆島、宿まで

少し気温が下がり、また、これから下り基調になることもあり、ウインドブレーカーを羽織ってサイクリングを再開した。
下りはスピードを出さずに慎重に走ったが、大島一周道路は全区間で路面の状態がよく、下りもストレスなく走れる。
筆島で写真を撮るためにちょっと休憩。

筆島

筆島からもう少し下ると浮波港に着く。この周辺にはいい宿が何件かある。前回は一棟貸しの宿に泊まったが、ここは和室が3部屋もあり、庭でバーベキューができ、キッチンや洗濯機と乾燥機もあり、かなり快適な宿だった。

今回はこのあたりの宿は取れなかったのでもう少し進む。
この辺りは夕食が取れるところが少なく、レストランや食堂は事前予約が必須。
スーパーも早く締まるので買い出しは早めにする必要がある。東京の感覚でいると夕食にありつけずに飢える。
当然24時間開いているコンビニなど島内にはない。

宿と夕食

今回は差木地漁港のあたりに宿泊した。1部屋にベッドが5台あり、それぞれがパーテーションで区切られている独特のレイアウト。宿については多くを語らない。比較的安い価格でベッドで寝られたので満足。

夕食は近所のにじいろダイニングでいただいた。開店前に到着し、待っていたのでスムースに席につけたが、10分後には満席となり、断られる客もいた。やはり予約をしないと危険。
料理はボリュームもありおいしかった。

ハンバーグ

2日目

バームクーヘン

翌日は、強風の中、サイクリングをスタート。幸い追い風だったので気にせずに走れた。

走り始めてすぐに観光メインスポットのバームクーヘンに到着。本物のバームクーヘンを買ってきて一緒に写真を撮ればよかったと悔やむ。
以前になかった自動販売機も設置されていたので、大島一周をする場合は貴重な補給スポット。

これを見に来た
バス停がバームクーヘン

小さな漁港

バームクーヘンの後はこれといった立ち寄りポイントは設定していなかったが、時間が早かったので途中の港による。小さな港に数隻の船。青い空と深い青の海。とてもいい。

ナイスな漁港

大島牛乳

そのあとすぐに元町港に到着。時間が早かったので、移動販売車で大島牛乳のアイスを購入。おいしい。大島牛乳のオリジナルTシャツも売っていて、買おうか迷ったが荷物を増やしたくななったので断念。

写真がなかったのでAIによるイメージ画像

海沿いへ

まだ時間があったのでサンセットパームラインを少し走り、海沿いを歩いて石を拾ったり、カニを捕まえたりしてのんびりと過ごす。

大きいテトラポットとゴツゴツの岩と青い海

帰りのフェリー

帰りは元町港から14:30発のフェリーで東京に戻った。特一等の部屋をとっていたので、貸し切りの部屋でストレスなく過ごした。

シャワーを浴び、1時間ほど寝てダラダラしていたら日の入りの時間になり、慌てて甲板に行った。ほぼ日の入りのタイミングで急いで写真を撮る。

旅の終わりはいつもさみしいが、船旅はそれを増幅する

海上ではスマホが圏外だったので強制デジタルデトックス。東京湾に入ったら電波が入るようになった。
予定より30分ほど遅れ20時過ぎに東京港に到着。

夜の港もいい雰囲気

良い旅でした。

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