定員割れ大学が増えるのは仕方ない〜少子化への備えが足りない〜
3日前の日経の記事。
本年度、私立大学の59.2%が入学者が定員割れとのこと。昨年度は53.3%。
以下、記事の内容。
回答のあった598校の結果を集計した。計50万3874人(前年度比1239人増)の定員に対し、入学者数は計49万4730人(同5869人減)で、入学定員充足率は過去最低の98・19%だった。100%未満は2年連続。
地域別では、3大都市圏(埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、京都、大阪、兵庫)の入学定員充足率も99・87%となり、初めて100%を割った。
ついに、都市部でも定員割れが目立つようになるとは。
定員割れ大学は、何年か定員を満たせないようなら、統廃合しましょう。特に人口が多い都市部の大学は。それなりに人口がいるのに、学生を集められない=需要が少ないということ。
そもそも、大学が多すぎる。
90年代・00年代に大学をつくりすぎ。
元々ある大学は定員を増やしすぎ。
18歳人口が1992年から減り続けていて、出生数の統計を見れば、18年後のマーケットの大きさを確実に予測できるのに、怠るから今のような状況に陥っている。
人口が減らないと、大学進学率が頭打ちにならないと勘違いしていたのか。
大学教育に市場原理が持ち込まれている以上(本来持ち込まれるべきでないと私は考えている。)、
需要が少ない学校が廃校になるのは当然。
潰れても困る人は少ない。教員は他の大学に転籍して、職員は転身支援。
今後3年間は18歳人口が減らないが、その先は減り続ける。定員割れ大学は戦略的撤退を本格的に考える時期ではないか。
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