高校受験では少数の落ちこぼれを生み出してはならない

この記事の結論を先に言う。
高校受験では偏差値45以下は、みんな一律45で良いでしょう。

そもそも、偏差値とは、50を基準とした相対評価のため、どうしても低い数字(40台・30台)が出てしまう。
偏差値45なら上から69%、偏差値40なら上から84%の位置にいることを表す。

どの受験においても(中学・大学でも)、偏差値が低いほど劣等感を感じるが、
高校受験では、より一層感じさせるだろう。
なぜなら、高校は殆どの生徒が受験するため、同学年全体と比べられると言っても過言ではないから。(実際は、県内レベルでの競争だが)

トップから最下位まで明確に順位づけされる状況で、下から10%とか20%とかに当てはめられたくないだろう。
自分と同じような状況に当てはまる人が少ないほど、劣等感は強くなる。(社会学の用語で、相対的剥奪感が強いともいう。)

しかし、劣等感を生み出すとはいえ、順位づけを一切行わない訳にはいかない。
ならば、一定の基準を決めて、基準に満たない人の評価は全員同じで良いでしょう。

偏差値で例えるなら、45(下から31%)以下は、全員45とする。
下から30%の中で、43とか38とか細かい順位づけは必要ない。
あくまで個人の主観だが
落ちこぼれが10人中3人ならば、それなりに仲間がいるから、劣等感は薄まる。
流石に10人中2人だと少ないと考えている。

落ちこぼれが存在することは問題ではない。
落ちこぼれの人数や割合が少ないこと、悪い意味でのマイノリティを生み出すことが問題である。

日本国民一億総序列化する必要は無い。



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