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大麻バッドトリップ体験記その1

気持ち悪さを感じて友達と通話してバッド回避

確か大麻を吸い始めて4回目とかだったと思う
この頃にはへたくそだけど自分でジョイントも巻けるようになって調子に乗っていた
調子に乗って今までよりちょっと多めに吸ってくつろぎスペースに座ってピンクフロイドの夜明けの口笛吹きを聴いていた

この日は初めて大麻を吸いながら音楽を聴いた
なんで最初に夜明けの口笛吹きにしたのかは覚えていないが、好きなアルバムだし、サイケっぽいイメージがあったからだと思う

それぞれの楽器の音が形を持って自分の体に物理的な影響を与えてきているように感じる
調子に乗って多めに吸っていたせいもあり、体がとてもだるい
これらが相まって想像は悪い方向へと傾いていく
だいぶキマってるけど大丈夫かなと不安に思ったり
この頭のだるさは頭痛なのかもしれないと思ったり
頭痛繋がりで酷い時の二日酔いを思い出してしまったり
人生で失神したことが数回あるが、その時に似たような感覚になる
視界が端からどんどんキューっと狭くなっていって、ハッと気づくと目の動きを自分で制御できないでいる
そのまま気を失うまではならなかったけど不安になるには十分すぎるほどだった
そんなこんなしてたらピンクフロイドはInterstellar Overdriveへ

知ってる人はわかると思うが、何となくこの曲怖いイメージがある
そんなこんなで恐怖を感じてこのままじゃまずいと思って急いで友達と通話を繋いだ
このまま放置したらバッドに入るというのがなぜか本能として分かった
完全な境界なるものがはっきりと理解できてこの先はだめだってなってる
バッド体験したことないのに何でわかるの?と思うかもしれないが、絶対的にわかるのだ
今でもあの時のバッドの境界は正しかったと思える

感覚的にはこれと同じ

体験中のメモ

※メモに僕の友人の名前が出てきてるのでその部分はABCに置き換えてます

帰ってから再びバッドもどき

無事友人との通話によってしんどいところは抜けて宿に帰る
それでもまだブリブリ状態は続いていて、何かする気にはならなかったので動画でもダラダラ見ることにした
寝っ転がってタブレットを腹の上に乗せてYouTubeを見ていた
そしたらそのタブレットの重さで腹が抉られていく感覚を覚える
ウワって声を出して急いでタブレットをどかした
その後も体に触れているものが信じられないくらい自分の体に影響を及ぼしてくる

しばらくしてまたタブレットをお腹に乗っけて動画を見てたらまたさっきと同じような感覚になった
今回は動くこともできない、金縛りと同じ
そう思うと金縛りの嫌なイメージを思い出して負のイメージが加速する
僕は金縛りに合う時は幻聴や幻覚もセットで起こることがしばしばある
しかも決まってホラー的なもの
このイメージがあるから金縛りっぽいと思った時点で、嫌な方向に進んでいくことは避けられなかったと思う
今思えば、体が動かないってなった時に冷静に指から動かすなどする必要があった

タブレットはどんどん重さを持って僕の腹を押し潰してくる
そのうちタブレットは俺の腹を抉るように沈み込む
僕の腹を貫通して下まで落ちていく
僕の腹はタブレットの形に四角にくり抜かれてしまったわけだ
嫌な想像は加速する、抉られた部分の穴、その切れ目から体内が見える気がする
腸やら内臓やらがどんどん俺の体から穴へと落ちていく
気持ち悪い、冷や汗が止まらない
痛くないとは分かっているけど、悪夢を見ている時みたいに痛みを伴っている気がする
ぐちゃぐちゃ血が見える、やばいやばいやばい
あくまでもこれは頭でイメージしているだけで実際は何にもなっていないということをしっかり頭で認識できていたのは本当によかった
それがなかったら発狂してたと思う
体内なんて見たことないのに何で?ってくらいリアルだった
いや実際は幻覚が見えているわけではないのだが、リアルに見えている気がしているのだ
これを文章で伝えるのは難しい

こんなイメージでタブレットの重さによって腹が貫通し
プラスその穴の側面から体の内部が見える感じ

おえ、今書いてて気持ち悪くなってきた
今は大麻も全然やってないのに、その時のイメージが何となく残ってるから気持ち悪い

しばらくして腹に置かれているタブレットを押し除け一命を取り留めた、いや何も命の危機ではないのだが…

この時はこれがバッドトリップだと思った
今考えても一種の思考的なバッドではあったんだと思う
しかしこれとは別の肉体的バッドも経験することになる
それはまた次の記事で

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