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ラオスの狂気淫乱女からの逃走劇
ラオスにてイカれたヒロイン登場
ラオスはのんびりとした国民性の国である
しばしば「東南アジア最後の秘境」とも表現され、ここ首都ビエンチャンも「世界一何もない首都」として知られている
こんな素朴な国にもやはりイカれた人はいるもんで、今日はだいぶ前の話にはなってしまうがそんなイカれちまった女性からとの逃走劇の一部始終を話させてほしい
写真がなくて申し訳ない
読んでくれれば僕にそんな余裕がなかったことはわかってもらえると思う
僕は旅先で出会った日本人のおじさんとラオスの置き屋観察をするため歩いていた
1つ有名な置き屋を覗いてから、他のところもせっかくだから見てみようということになったのだが、思ったよりも2軒目まで距離がある
歩き疲れ休憩している時ちょうど1人の女の子がバイクに乗ってやってきて僕らの目の前で止まった
もちろん僕らは歩いていく気満々だったが、夜お酒を飲んでいたのと海外特有のノリもあって冗談で「ちょっと先まで乗っけていってよ」と声をかけた
すると驚いたことに、その女の子は全然いいよと承諾した
こっちからしてみればタダで乗せて行ってもらえるなんてこんな楽な話はない
少し怖い気もしたが、こっちは成人男性2人なのに対し向こうは女性ひとりだ
なんとかなるだろうとそのままお願いする形になった
女の子が運転してその後ろに僕、その後ろにおじさんが乗った
小さなバイクに3人乗りで結構怖い
女の子もフラフラ運転している
怖い怖いって言ってたらいきなりその子が僕の手を掴んで自分の腰に回すように持っていった
僕は彼女のなすがままに、抱きつく体勢になったわけだ
その後も彼女からのアピールは続く
俺の手をそのまま握ったまま離さない
流石にこっちとしては、しっかり運転してくれという感じだったが…
イチャラブ2ケツ
数分して目的地の置き屋に着く
目的地が置き屋ってのも改めて考えると恥ずかしいが、彼女に関してはそんなの関係なかった
バイクを降りてからも俺の手を離さない
もう少しだけバイクでドライブしようよと言って聞かない
元々が置き屋探索が目的だし海外の地で浮かれているのもあって、流れに身を任せてみたいという好奇心とムラムラが俺を後押ししてくる
おじさんもせっかくだから後で合流しようと援護射撃
せっかくの海外だし行けるところまで行ってみよー!
全くアホ丸出しの僕である
おじさんとバイバイして今度は2人でバイクに乗る
おじさんがいなくなったからか彼女はより積極的になった
まぁ俺から腕を回したので自然な流れだったと思う、完全に浮かれていて書いてて恥ずかしいよ僕は
彼女は僕の手をさわさわ触って、そのまま片手を掴み胸に持っていった
これはこれはと揉ませていただいた
完全にエロモードに入って両手で揉み始めた
すると急に大声で笑い始める
彼女もテンションが上がったのか、僕の手を軽く掴んで軽く甘噛み、そのまま口を窄めてチュパチュパ
彼女は笑いながら次第に激しくなり、後半はジュッポジュッポ丁寧に全指舐め尽くした
普段なら僕も興奮するんだろうが、彼女が指を舐め始めたあたりから僕はうっすらと違和感を感じていた
彼女がよく笑うようになったのだ
何が面白いのかわからないけど、かなりの大声で笑う
指を舐めながら急に吹き出して笑い続ける
笑うことでテンションが上がりより大きな声になっていく、それに合わせるようにバイクの速度も上がっていく
ラオスの静かな夜、周りに車がいないとはいえ、蛇行運転を始める
完全に反対車線に飛び出している
その状態で後ろを向いて爆笑しながら僕に顔を擦り寄せている
異変…
最初はすっかりいい気になっていた僕も、危険すぎる運転に酔いも覚め、嫌でも冷静になる
もう2,30分バイクは走り続けている
彼女がどこに向かっているのかもわからないし、ここがどこかもわからない
後半に至っては彼女は笑いっぱなしだ
彼女は英語が通じなかった
Google翻訳を使って会話していたが、色々質問しても楽しいしか返事がこない
意思疎通は不可能だった
完全に真っ暗
夜中
他に車はなし
彼女の笑い声だけが響く
僕の頭の中のエロ心はすっかり恐怖に染められてしまった
恐怖の中でも僕は冷静だったと思う
腕を引き抜こうとすると、彼女は笑いながらキャー!!!と叫んで、スピードを上げる
ほんっっっとに恐怖でしかなかった
バイクから飛び降りようとも思ったが、バイクを持っている彼女にすぐ追いつかれるだろう
今僕がすべきことは彼女の機嫌を損ねることなくバイクが止まるのを待つこと
僕は抵抗することができず、ただただ指を舐められながら、停止するその瞬間を待った
ラブホ
だろうとは思っていたがラブホについた
バイクから降りれた喜びに浸るまもなく、知らないラブホのスタッフであろうおじさんとおばさんが出てくる
ラブホって言っているけどみんながイメージするようなものではない
ただのアパートだ
看板も何もない
「私の叔母さんだから平気」
と彼女は意味不明なことを言ってきた
彼女は本当にエッチしたいだけだったような気はするが、それでもすでにエロスイッチは切れているし、密室に入るのは絶対ダメだと本能が言っていた
第一ラブホかどうかも定かではないし、叔母さんというのも怖い
そういう感じではなさそうだが、みんなグルで身包み剥がされるかもしれない
僕はすんごいスピードで頭を回転させる
ようやく「やる前にちょっとだけ飲んでまったり話たいな」と伝えた
3人とも渋ったが、なんとか意見を通す
僕に足がないので逃げられないというのが絶望だった
逃走開始
僕はもう一度彼女の後ろに乗り、彼女の運転に身をまかす他なかった
次はバーに泊まった
バーと言うよりパブという感じだろうか、かなりたくさんの人がいて、とりあえず一安心だ
この時彼女は本当にエッチしたいだけだったのだとわかった
彼女に悪意がなさそうなのは本当に良かった
あとは彼女から逃げ切れればいい
彼女はやっぱり話が通じない
話せはするが会話にならないという感じ
僕はあなたと寝たいと思っていないと伝えているのに、彼女は愛しているの一点張りだ
「私はあなたを愛しているのにあなたは愛があるかわからない」と言ってトイレに篭ってしまった
バーの説得段階で色々あって彼女は少額ではあるが僕のお金を持っている
千円くらい
彼女はそのお金を人質に立てこもる作戦のようだった
ん?これ逃げるチャンスじゃないか?
この際1000円なんてどうでもいい
ここのバーの代金もちょうど千円以内だったので、急いで店員を呼び、支払いはトイレの彼女にと伝えた
僕がよほど真剣だったからか、最初は店員も躊躇っていたが、熱意を受け取って了承してくれた
僕はとにかく走って逃げ出した
見つかれば彼女はバイクだからすぐ追いつかれる
なんとなく宿の方向を目指しながらも細い道、細い道と進んだ
海外の夜道の恐怖とかその時はどうでもよく思えた
怖い
いつ見つかるかもわからない
すれ違うバイク、追い抜かれるバイク、全てが彼女に思えた
せめてもの抵抗で髪を縛って一生懸命別人になりきった
結局彼女に見つかることはなく宿がある中心部までたどり着いた
あんなに長いことバイクに乗っていたのに数十分の徒歩で帰れたところを見ると、ラブホまでは本当に彼女のお楽しみの時間だったんだろう
後日談
なんとか逃げ出した僕は1人でとても寝れそうになかったのでおじさんと連絡をとって合流した
散々愚痴って飲んで忘れようと努めた
それでもしばらくはビエンチャンという小さな街でまた彼女に出くわさないかという怯えが常に付き纏った
しばらく月日が経ちところ変わってベトナムのホーチミン
夜中の繁華街でフラフラと歩きながら爆笑しているオバサンを見かけた
顔を見てゾッとした
完全にラリってる感じだった
酔ってるだけかもしれないが、僕にはヤバい薬に思えた
ラオスの彼女を思い出した
彼女も或いはラリっていたのかもしれない
僕の中ではその結論が一番しっくりきた
以上被害者視点で書いてきたし、その時は完全に被害者気分だったが
今思えば多少俺にも非がある
申し訳なさはあるけど、判断は正しかったと思う