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なぜ不登校が増えているか

学生の不登校が増えているという記事をよく耳にする。

子供の数は減少しているにも関わらず絶対数が増えているのだから、想像を超える以上にひどい事態になっているのだろう。

ではなぜ増えたのか?資料集めを一切していない、推測に基づく話になるが、少々語っていきたい。

一つの大きな理由としては、学校教育に意味がなさなくなっている、というのがあるだろう。今はインターネットでいくらでも調べられ、さらにChat GPT等のAIでわからないことがあればいくらでも聞ける。
 応仁の乱の年代を知りたければ検索すればいいだけだし、英語の翻訳を見たければChat GPTに聞けばいい(想像以上に出来のいい翻訳が返ってくる)。OOについてまとめよというレポートですら、Chat GPTが質のいいものをまとめてくれる。なので今更歴史の膨大な知識を暗記したり、英文読解をしても意味がないのではないのかと思ってしまう。私も今の時代で学生だったら授業をまともに聞かなかっただろう。
 これに学校側が授業の内容を時代に合わせて変更する等で対処していないのが問題といえばそうだが、私は学校側にも非を全部押し付けるのは理不尽だと思っている。今の世の中は変化が早すぎるのである。学校教育は基本的に全国に広がって行われるものだから、どうしても変化に時間がかかってしまう。今の時代の急速的な変化にもはや学校教育はついていけない。だが理由は何であれ、生徒たちは学校教育の無意味さを意識的にしろ無意識的にしろ勘づいているのであろう。

 また、学校の授業を受けずとも自分でいくらでも調べ物をしてり、色々できたりしてしまうのも今の時代だ。できる人間は独学でいくらでも伸ばしていける時代である。そういう人間にとって学校教育ははっきり言って邪魔だろう。こういった不登校の中には、積極的な側面もあるのかもしれない。

ただ私は学校教育には絶対に変わらない価値を一つ有していると思っている。それは集団行動である。学校にいれば集団行動を大なり小なり学ぶ。時には理不尽なこともあるだろうが、それも含めて集団行動というものを学ぶ。今の個人の時代でも、他人との関わりと全く無縁でいられることはない。なのでそれを肌で身につけるために、集団の中で生きるというのはある程度は有用であると考えている。高校を卒業する頃には集団行動に嫌気を指している人間もいるだろうが、その経験も含めて後々に生きてくると思っている。

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