親の介護。同居。施設。

 改めてですが、僕は36歳。昭和63年生まれです。そして実質一人っ子です。
母親は昭和21年生まれで今年で78歳。
父親は昭和24年生まれで今年で75歳。
両親共に後期高齢者になってしまいました。

 改めて両親が高齢になって、働き盛りの僕にはその現実と、仕事が1番充実してきた時期とが重なって、ほんまにやってられへんって思う時が何度も何度もありましたし、今この瞬間でもやってられへんっていう、どうしようもない感情が溢れてます。なんで、周りが仕事全力で取り組めたり、家族と楽しい時間過ごしてるのに、俺はオトンの為に時間取られなあかんねんとか。今日は休みなので、明日からの連勤に備えて色々やってきました。銀行行ってデイサービスの支払うお金とオトンの食費の用意や色々な支払いしたり、買い物したり色々して帰ってきました。そしたらちょうど家にはヘルパーさんがいてて、父親は酒を飲んで饒舌にヘルパーさんと喋りながらヘルパーさんに、デイサービスの準備をしてもらっていましたが、タオル類を持って行かないと向こうで勝手に使われるのでその分お金かかる事知らんかったとか、そのくせリハビリパンツを履き替えるのは勿体無いとか、靴下はこれそのまま履くから入れなくて良いとか。
 アホというか、不衛生で何も分かってへんくせに、口だけ達者な父親が不愉快でした。
そして、家の中にヘルパーさんがいてる時間に家にいるのは、僕はなんとなくリラックス出来ないので、嫌な時間なのです。

 ちょっと前までは要介護2で歩行は家の中ならギリギリ歩けるけど、外出は車椅子。そしてアルツハイマー型認知症も発症したオカンの事を、介護サービスを利用しながらオトンが自宅である程度の世話をしていました。
 どこまであのオトンが世話をしていたかは分かりませんけど、少なくとも当時はオトンは、それなりに自立してくれていたので、僕も離れて暮らしていても、気にはなりながらも「どないかなるやろう。」と思えてたので、マイホームの近くで別居しながら、歪ながらも家族との時間も取れて、施設で役職も就いたぼちぼちの職員としてバリバリ仕事していました。

 ただ、オトンがオカンの首を絞めて殺そうとしてオカンが施設に急遽入所する事になってから、僕の生活は狂い出しました。

 施設に入ってしまったオカン。そしてそれがようやく落ち着いた頃に、今度は自宅でオトンが極度の脱水状態で死にかけていて、そこから今に至るのですが、オカンは施設。オトンは自宅で世話が必要。こんな状態になって家族とも別居。
おまけにパニック障害と鬱病も再発。

 正直言って、ほんまにやってられへんって何回も思いましたし、最近はかなり仕事も忙しくなってきて、仕事に熱中して疲れも溜まるので家でオトンの顔を見るだけでイライラする事もあります。「自分でできる事はやれや。」って思いますけど、本人にやる気がない上に、アルコール依存症で認知機能も、身体機能も落ちて、尚且つ利き手側に麻痺があるので何もしませんし出来ません。それを当然と思っているのでしょう。今の職場でも、仕事をこなせるようになってきて、出来へん職員にイライラして、帰ってもイライラして、ストレスがそろそろ溜まってきました。

 オカンは施設で暮らしてて、不可逆的に進行するアルツハイマー型認知症がどこまで進んだか分かりませんが、もし僕の事を忘れてて、訳の分からん事をいうようになっているかもしれないオカンに会うのが怖くて面会にも行けない根性無しの僕です。
そして、オトンはオカンを虐待したという事で未だに当然ながら面会の許可も出てませんので、オカンの身元保証人の僕はそれでも、子どもとして、久しぶりにオカンに会いに行くかどうか最近迷ってます。
そんな僕にこの前オトンが酔っている時に、
「なぁ、俺〇〇(←オカンの名前)に久しぶりに会いたいんやけど、あかんか?なんやかんやであいつは俺に頼りきっとったから、寂しいんちゃうかな思うんや。」と言ってきたので、
仕事で疲れてイライラもしていた僕は「いや、無理に決まってるやろ?」とだけ言ってその場を去りました。そして分かっているのです。
仮に僕がケアマネや施設と連絡を取って、オカンとオトンの面会の段取りをしても、オトンはそうなった時には「別に俺は会わへんでもかまへんわ。」と言うのです。オトンはそんな男なのです。

 オトンは自宅では介護は必要ありませんが、もう一人暮らしは出来ません。セルフネグレクト状態になるのは分かりきっています。無気力で何も出来ないし、本人は「やらんでもいい。必要無い。」と言い訳してますけど、それもムカつきます。

 そしてたまに声を掛けてくるのも、最近は全てが不愉快です。片麻痺で、食べ物もこぼすし、飲み物もこぼすし、料理や洗濯はもちろんデイサービスの準備や使ったコップを洗う事すら自分でする気の無いおっさん。そんなオトンに仕事でクタクタになって帰ってきた僕に「おう、疲れてるな。ゆっくりちゃんと休めよ。」と言われるのが不愉快。僕がオトンの食べこぼしや、自分では洗わないコップを洗ったりしても「お前は気にしすぎや!もっとおおらかな心を持たなあかん。」とか言うてくる時もあります。虐待をする人の気持ちがよく分かります。

 あまりにもイライラするので、最近はなるべくオトンと顔を合わせないように生活をしています。

 それにいよいよシフトに早出と遅出も入ってきて、休みの回数も社員と同じになった事で、仕事の疲労とストレスはまたこれまで通りになって僕は疲れて家に帰るでしょう。

 そして家で待っているのは、何も出来ないくせに口だけ達者。お酒飲むか麻雀ゲームしてるか、野球見てるか、寝てるか。そんなオトン。そしてそんなオッサンの身の回りの世話。もうやってられへんです。


 寝たきりでも無いし、認知症でも無いし、介助もいらんオトンとの同居がこんなにストレス溜まるとは思いませんでした。


 とにかくこのままやと、またストレスで体調を崩してしまいそうなので、今はどうにか筋トレ以外のもっと手軽なストレス発散方法を模索しています。

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