症状が緩和してきた今だから話せる統合失調症のこと
わたしの病気について話そうと思います。
診断されるまで。
診断されてから。
良くなってから。
わたしはわたし以外の統合失調症の方に
父(故人)しか会ったことがないし、
父と私の症状はもちろん違ったし
一概にこういう病気ですと説明はできません。
ただ私が罹った統合失調症、そして症状などを
ここに残します。
・診断されるまで
私は今の夫(当時の彼氏)と同居にあたり
仕事を変え、住むところを変えた。
変わる前の仕事は嫌なこともあったけど、
大体いい人で和気あいあいと過ごせてた。
だが新しい仕事が、仕事も毎回場所が変わる派遣型、やる場所もやる事もその場所によって変わる、関わる人が主にパチンコ、タバコの話ししかしない。
仕事が毎回変わる事になかなか体も頭も追いつかず、自分を責める日々が続いた。人間関係も馴染めず苦労した。心が限界になり、辞める決断をし仕事は辞めた。
そこから仕事を辞めてからも新しい仕事を探すも動けない日々が続いて自分を責めだす。
仕事をしてない自分を周りの人、自分のことを知らない人も見下してると被害妄想が強まり、外に出れなくなり、ひきこもるようになる→仕事辞めてから4ヶ月。
なぜか何度も自死しようとする(病気の時は記憶が曖昧な部分が多くなぜ自死しようとしてたかは自分でも分かりません)
そしていつからか急に妄想の話を事実だと夫に伝え出す。
例「あたしは母の実の娘じゃない」
「借金取りに追われてるから逃げないといけない」
※全部嘘です。当時の記憶がなくなぜこんな事を口走り信じてもらいたいと思ったかは定かではありませんが、この妄想が病気の症状です。
夫は私の様子がおかしくなったこと、病識があったこともあり、精神科病院に連れて行ってくれました。
・統合失調症と診断される
自分でもまだ引きこもる前心身の具合が悪いと、
行く精神科病院があり、主治医がいました。
症状が出始めてから先生に初めて受診した際に
私は先生と喋る事も怖くて、
自分が書いた妄想の手記と自分の言葉以外信じられないという旨を伝えた。
そしたら病名を告げられ、
統合失調症のパンフレットをもらいました。
この画像を見るように神経細胞のドパミンが
通常より多く出てることが妄想幻覚幻聴の要因だと説明がありました。
当時のわたしは妄想幻覚真っ只中で
信じられませんでしたが、薬を1週間服用したあたりから頭がクリアになり症状が落ち着きだしました。
・病気の主な症状
私の主な症状は妄想幻覚でした。
当時わたしはウチが盗聴器がかけられ、電波ジャックもされてると思いこんでいて、声に出して喋る事を恐れていました。
その為、チラシで会話をするという手段をとったのです。
その他にもチラシに記述してる事も全部妄想です。
怖いですよね。妄想だと本人は気づかず事実だと思ってしまう。
妄想の内容は毎日変わり、
その日は壁に忍者が潜んでる、換気扇の中に忍者が潜んでると考える事もあれば、
ここは地球ではなく太陽で、太陽の地底の中で暮らしてると思いこむ事。
車は壊れてなく正常に運転できるのに、なぜか私には壊れてような雑音が聞こえてくる事。
病院には居ないはずの警官が見える事もありました。
・薬を飲んで1週間くらい経つ
外に出る事や他の人からの視線は怖がってましたが、
妄想を言わなくなったり、
夫は毎回丁寧に私の妄想を否定してくれていたのですが、それを病気の時は受け入れられなかったり信じられなかったのですが、受け入れられるようになったり、
だんだんといわゆる元気になっていきました。
そして薬がなくなって改めて受診に行った際に
先生に素直に今の自分のことを伝えました。
「自分がなんであんな事を言ってたか分からないし、怖いと思います。今は他の人の言葉も信じられるようになってきました。」
すると先生が言ってくれました。
この言葉を今も私は忘れません。
「君は本当に運がいいよ。
この病気の人はね、死ぬまで自分が妄想を言ってると気づけない人もいる。本当に運がいいです。」
と言ってくれました。
・1ヶ月後くらい
1ヶ月後くらいから、他人の視線なども
特段気になることはなくなってきました。
介護?看護?してくれてた夫には申し訳ないのですが、
私は病気の時のことを夢の中の出来事のような曖昧な記憶しかなく、
病気の痕が尾を引くことなく過ごせてました。
わたしの統合失調症闘病は、自覚なしも含めると、
約4ヶ月くらいでした。
障害者雇用で働く話は需要があるor
書きたくなったら詳しく書きます!笑
ここまで読んでいただきありがとうございました!