見出し画像

全粒と精白で考える健康的な情報消費

昨日書いたコンテンツの「全粒」と「精白」の比喩は、情報消費のあり方にも使えそうなので考えてみたい。

全粒穀物には、糠層や胚芽といった様々な栄養素が含まれているが、消化はしにくい。そうすると全粒な情報とは、まず生配信のような一次情報があり、詳細な記事や専門書のようなものも当てはまるだろう。内容が豊富だが、全体を把握し、理解するのに時間がかかるようなものだ。

対して精白された穀物は即座に利用できるエネルギー源として優れているが、そのために栄養成分は削ぎ落とされている。これは要約や切り抜きといった、エッセンスが抽出された情報だ。

健康管理の観点から言えば、日頃の食事は加工具合が小さく、食物繊維と栄養素が豊富なものを食べるのが望ましい。つまりプンパーニッケルのような、全粒の食材をできるだけ取り入れることが推奨される。

同様に、情報摂取においても、時間に余裕があるときは原典や詳細な解説など、全粒の情報に触れる機会を意識的に作るべきだ。そうすることで物事の全体像を体系的に理解することができる。

ここから先は

642字
この記事のみ ¥ 100

人に対し何かをしてあげるという事は、全て「見返り」を期待しての行為だ。noteのサポートは文章を読むための「見返り」である。