週プレで海賊について書いた
週プレ連載の宣伝。テーマ決めの話。
今回は『海賊の文化史』を取り上げた。
これについては頭を整理するために、noteで繰り返し取り上げている。せっかくだし、ここにまとめておくか。
改めて見返すと、苦労の後がうかがえる。魔女の回と同様に、海賊もまた様々なコンテンツで扱われ、切り口がやたらと多いテーマだ。しかも海の民からソマリアまでと、歴史を語るにしても幅広い。幸いにして本書は基本的に欧米の海賊のみを対象としており、倭寇などは含まれていないから助かる。
突破口となったのは、10年以上前に読んだ本だった。
『海賊の経済学』は海賊旗や掟など、海賊の様々な文化的特徴を、経済的合理性から説明した本である。伊達や酔狂でやっていたのではなく、そうした方が長期的に見て得だからやっていたのだ、と。
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