モチベーションと勝敗

AishaやTwitterで後回しにしていた、ダークホース記事のブコメ返信をやるか。

早く始めなければ意味がない、なんてない - 本しゃぶり

個別のブコメに対して返信する前に、そもそもの話を先にしよう。この記事は俺が「新しいことを始める」ために自分を説得する考え方を書いている。やっていることを続けるための話でもなければ、勝者になるための方法でもない。何かを始めるための話だ。

新しいことに取り組むのが難しい理由の一つは、実際に始めるまでその価値が分からないということだ。やってみたら勝ち負けに関係なく楽しいかもしれない。しかしそれはやるまで分からないのだから、どうしてもモチベーションは上がらない。

さらに勝敗の発想が加わると厄介だ。その対象固有の楽しさは分からなくても、だいたい物事は勝てれば楽しいし、負けたら悔しい。勝てる見込みがあるのなら、それを始めようと思える。しかし遅く始めると勝てる見込みが低いとなればどうだろう。ただでさえ面白いかどうか分からないのに、しかも勝てない可能性が高いのならば、期待値は低いと言えないだろうか。すると始めたいとは思えない。本当はやったら楽しいかもしれないのに。

そこで遅くから始めても勝てるかもしれない、それどころか勝てる領域を見つけるためには試し続けるしかないという話を持ってくる。これでモチベーションが高まり、俺は新しいことに挑戦するわけだ。一度始めてしまえば、後は関係ない。

ということでブコメである。