ごちうさ聖地巡礼ラビットハウスで生肉を
年越しは「木組みの街」ことコルマールで過ごすことにした。パリからストラスブールを経由して到着。
俺はココアさんと違ってスマホを持っているので、一切の迷いなく宿にたどり着く。今回は予約したのが約1ヶ月前と遅かったこともあり、宿の選択肢は少なかった。少し中心部から外れるが、相対的に安く、評判のいいところを選ぶ。これが正解だった。
いかにも木組みの街らしいデザインの宿である。クリスマスシーズンということもあって、飾り付けに気合が入っている。そして少し離れて撮影するとこうなる。
隣が甘兎庵のモデルと言われている店の一つである。その隣に滞在するとは、実質シャロみたいなものではないか。なお、公式ガイドブックではリクヴィルにあるLe Médiévalが甘兎庵のモデルとしているので、これはあくまでも似ている店と考えたほうがいいだろう。
今回の宿の立地が真に優れていると感じたのは、部屋に入って窓を開けた時だった。
観光客が橋の上にたむろっているところを悠々と眺めることができる。いかにも木組みの街に住んでいるという感じがしてよい。とりあえず毎朝起きたらここから景色を眺めていた。
コルマールにはごちうさの聖地が多々あるが、中でも重要なのがラビットハウスのモデルであるRestaurant Au Chasseurである。
せっかくコルマールまで来たのだから、店内に入って中で何か食べたい。ラビットハウスの内装のモデルはここではなく、東京の珈琲るぽであることは知っているが、やはり中に入りたいではないか。
Restaurant Au Chasseurの定休日は日曜と月曜であり、俺が行くチャンスは初日のみ。扉を見ると「開店18:30 予約なし」と書いてあったので、開店と同時に入った。
さて何を頼もうかとメニューを開いて困ってしまう。どう頼めばいいか分からない。フランスのレストランなので前菜がどうというように、自分で好きなようにコースを構成して注文するのが基本である。だがフランスに来てもケバブやフォーを食べているような俺とってハードルが高い。どうしようかと思ったところで、他より高い「スペシャル」なるメニューを見つけた。
42ユーロと他より圧倒的に高いが、肉の他にフライとサラダがあると読める。これは単体でコースみたいなやつではないか。そう思って迷わず注文する。しばし待つと、いきなり生肉が運ばれてきた。
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