番組グッズを作りたいときに読んでほしいnote vol.6 〜グッズ送付時にやっておいた方がよいこと〜
今まで連投してきたこの「番組グッズを作りたい時に読んでほしいnote」だが、大き流れとしてはおそらく今回が一旦の終着点になると思われる。
そんな今回は「グッズ送付時にやっておいた方がよいこと」。
前回は、グッズが出来上がるまでに、送付する際の事前準備の話だったが、今回はグッズも出来上がり、購入者もしくはグッズ応募者が集まり、いよいよグッズの送付をする段階になった、という想定で読んでほしい。
購入されたグッズを自分で発送する場合
個人ECサイトを立ち上げ、商品を並べ、販売を開始する。飛ぶように売れれば嬉しいのだが、ちらほらと売れていくという感覚の方が現実に近い気がする。
グッズを販売し自分で発送をする場合、私は個人的な感覚として「買っていただいたら、できる限り早めに送付する」を心がけていた。
というのも、やはり「お金を出して、買っていただいた」ということに多少なりとも義務感を感じていたし、購入していただいた方にはできるだけ早く手に取ってもらい、喜んでいただきたいという思いがあったからだ。
なので、個人ECで販売をした時にはまとめて発送をするというフローが私の中でなかったので、発送先リストというのは特に作らなかった。というか、利用していたBOOTHでは、管理画面上で購入者情報が一覧で見られるようになっていたので、自分でわざわざまとめる必要がなかったというのもある。
BOOTHを使っていて良いなと思ったのは、しっかりとステータス管理ができるところ。(他のサービスでももちろんあるかもしれないが)
また、発送の連絡をする際の項目に、商品追跡用 伝票番号を入力する欄もあったのも良かった。
購入していただいたグッズについては「途中で迷子になり届かなかった」ということを極力避けるため、基本的に配達記録が残るものを使う方がお互いに良いのだろうな、と考えている。
無料プレゼントグッズを配送する場合
一方無料プレゼントで配布をする場合、基本的には応募締切日を設け、その日までに応募をしてくれた方全員か、もしくはそこから抽選か先着かを経て送付先が決まる。先着の場合は、上記購入していただいた場合同様、応募が来た順に順次配送をしてしまえば良いが、応募者全員や抽選の場合はそうはいかない。
応募者全員の場合でも順番に送れば良いのでは?と思う方もいらっしゃると思うが、それができるのは制作したグッズが潤沢にある場合のみである。以前のnoteでも記載した通り、全員プレゼントの場合は、応募者数が確定してから発注数量を確定するパターンが存在するため、一概に「順次発送」とは言えないのである。
では、締め切り日を設けて集約をする場合、どのような手順が必要か。
私はやはり「送付先リスト(送付完了チェックあり)」を作成することが多い。もちろんこのリストは個人情報の塊なので、取り扱いには要注意だが、このリストがないと、作業は非常に煩雑になるのである。
なので、応募フォームで集めたかメールで集めたかに関わらず、送付先リストはしっかり作成し、発送の準備を行うのである。ただし、このリスト作成はもちろん任意である。
購入/プレゼント関係なく無駄は出したくない
ここで送付する際に、いただいた郵便番号/住所をそのまま記載し発送をするのでも全く問題はないのだが、もし番組グッズを一つでも無駄にしたくないのであれば、手間にはなるが以下の作業を行っておいた方が良いだろう。それは「郵便番号」と「住所」の整合性チェックだ。
10年近くグッズを配布して来た私の経験では、「郵便番号・住所・氏名」は最低限書いて応募をしてください、と呼びかけても、そもそもその情報を書かずに応募の連絡をくださる方が一定数いらっしゃる。
その場合は単純に、改めてお送りくださいと呼びかけるだけなので問題はないのだが、同じくらいの割合でいらっしゃるのが「郵便番号」の記載なしパターンだ。住所と氏名は記載がある。郵便番号がないパターンの時は、同じく呼びかける方法もあるが、私の場合は住所から郵便番号を検索し、その住所を信じて発送を行なっている。
また、郵便番号と住所は書いてあるのだが、その整合性が取れないパターンも存在する。それは一見すると情報に不足がないように見えるのでスルーしてしまいがちだが、その可能性を考え、流行りモノ通信簿からグッズを配送する場合は、全員郵便番号と住所の整合性チェックを行う。(特定のセルに郵便番号と住所をリストで貼り付ければ、郵便番号から割り出した住所と記載いただいている住所の整合性判断をしてくれるエクセルを作り、それで整合性の判断を行なっている)
ここまでやれば、おそらく住所間違いでグッズが届かない、という可能性はかなり低くなると考えている。
だが、ここまで読んで、何故そこまでやるのか?と疑問に感じた人もいらっしゃると思うので、その理由を最後に記載したい。
流行りモノ通信簿から送付する郵便物には、差出人の住所情報は一切記載せず、「流行りモノ通信簿」としか書いていないので、もし住所不備があった場合、差出人に戻ってくることがないから、である。
全6回に渡って書き続けて来た「番組グッズを作りたい時に読んでほしいnote」はここで一区切り。
今までの話はあくまで、私ホネストの過去の経験を基にしたホネストなりのフローに過ぎないのでこれが正解というわけではないが、今までグッズの制作や発送をやったことがない方で、これからグッズを制作する予定のある方の参考になれば、と思う。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
番組グッズ制作に関しての補足情報など、書きたいことが出て来たらまたこのシリーズの番外編として書くと思いますので、その時をお楽しみに。
ぜひ、podcast番組「流行りモノ通信簿」もよろしくお願いいたします。
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