番組グッズを作りたいときに読んでほしいnote 番外編1 〜意外とかかる配送費、どう抑える?〜
ECサイトでは当たり前のように「○○円以上ご購入で配送費無料!」と書かれている昨今。ものを受け取ることはあっても、自分から送ることがない限り配送費のことについて悩む人は少ないのではないだろうか。
利用者もだいぶ増えてきたメルカリやヤフオクを使っている人であれば身近かもしれないが、個人から個人へモノを送る時には、それなりに費用がかかるものなのである。
グッズを作り販売をする場合はまだ良い。大体の個人EC作成プラットフォームにはちゃんと配送費を入力する欄があり、そこに金額を入れておけば購入者に配送費がかかることがお知らせできる。ただ、問題は無料プレゼントの時の配送費である。
グッズは無料プレゼントする、とは言ったものの配送費のことなど考えていなかった、という人も一定数いるのではないかと思う(かくいう私も最初の頃はそうだった)。そして、そういう人ほど配送費は大した額ではないだろうと高を括っているのだ(特に過去の私だ)。
過去に10以上のグッズを制作し、リスナーさんに送り続けた今となっては、グッズ制作の時に配送費は織り込み済みなのであまり問題になることはない。それでもたまにリスナーさんから気を遣われるのだが、うちの番組に関してはその心配は無用だとここでお伝えしておきたい。
グッズを一番安く送る方法は何か?を考える
ステッカーの場合
では、グッズでステッカーを作り、一番安く送る方法は何か?
皆さんは、現時点(2022年5月)で日本国内在住の方に個人から何かを送る時、一番安く送るためにはいくらかかるかご存知だろうか?
それはおそらく、63円だ。63円と聞いてあまりピンとこない方もいると思うが、郵便はがきの切手料金が63円なのだ。驚くべきことに、流行りモノ通信簿を始めた時は、まだ郵便はがきは50円だった。この10年で13円も上がったのだ。
それはさておき、郵便はがきが一番安くて63円。ではステッカーを入れるとして、封筒はどうだろうか?一般的な茶封筒で送ろうと思った時、定型内だと25g以内で84円かかるのだ。
「つまり、8cm×8cmのステッカーを作りそれを送ろうと思った場合、封筒に入れる枚数にもよるが、1通あたり84円かかるんだな」…と早合点すると損をする。
実は郵便には「郵便書簡」というものがある。今は「ミニレター」との呼称が一般的かもしれない。
もし、これを読んでいる番組配信者が、番組ステッカーを作成しリスナーさんに送付したいと考えていて、私に相談があったとしたら間違いなくこのミニレターを激推しする。
なぜならこのミニレター、便箋1枚程度の紙なのだが、出す際には折りたたんで糊付けをして出すので封筒のような使い方ができる上に、郵便料金は全国一律で63円なのだ。これは大変にありがたい。しかも入れられる重さの上限は定型内の封筒で84円で送れるものと同じ25gなのである。
ただ、注意してもらいたいのは紙の大きさが決まっているので、あまり大きなものは入らないということ、封筒やはがきと同じく配送記録は残らないこと、そして郵便局に買いに行かなければならないということだ。
ミニレターは、折りたたんだ大きさからすると、8cm×15cm以内くらいのものであれば問題なく入れることができる。ただ、このサイズのぎりぎりを攻めると受け取った側がミニレターを開封する際に内容物を誤って切ってしまう可能性があるので、その際は注意して開封するように事前に伝えるか、そのミニレータの外から見えるところに注意を記載しておいた方が良いだろう。
番組グッズとして、作りやすいステッカー。そのステッカーを可能な限り安く、多くの方に届けるために「ミニレター」、おすすめである。
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