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『ガンピーさんのドライブ』 ジョン・バーニンガム さく みつよし なつや やく ほるぷ出版
昨年、アメリカのロサンジェルスから糸島に引っ越してきた、舞踏家のカナさん。 〔はつしおとしょかん〕に絵本の寄付を何冊もしてくださったうちの、一冊が、この
“ガンピーさんのドライブ”📕
ガンピーさんが車に乗って出かけると、
“一緒に行っても、いい?”
と、みんな。
“いいとも”
ガンピーさんの車に、みんなで乗り込むと、ぎゅうぎゅう詰め。
うしも、うまも、ねこも、ぶたも、にわとりも、、ぎゅうぎゅう。。
小さい頃、おじいちゃんの軽トラックの荷台に乗って、畑から家まで帰ったあの時を思い出す。
弟が一緒に乗っていただけだったけど、木々の中を通り抜け、風が気持ちよくて、ガタガタ道をいきながら、落ちない様に荷台の一部分をしっかり握っていた、あの時の記憶。
雨が降ってきて、タイヤがぬかるみにハマりました。車を押さないと、出られません。
誰が押すか!の一悶着!
“あたしだめ。もう、年寄りだから。”
“あたしだめ。気分が悪いから。”
“あたしだめ。力がないから。”
みんな、それぞれの主張。
どんどん、、ぬかるみにはまっちゃう、、。
みんなで押すことになりました。
みんなで押したら、なんとかタイヤが抜けました。
雨がやみ、お日様もでてきて、またみんなでドライブをしながら、家路につきました。
交わることもあれば、空回りすることもある。
大勢になれば、意見が食い違うこともあって、それは当然で、そうなければ。
みんな違う。
ということを、知る。
それを知りながら、でも、何かに向かってみんなで力を合わせると、凄いパワーになる。
〔折り合い〕
糸の様に、織り合いながら、紡いでいきたいな。
↑ カナさんからのメッセージ。 背表紙に描いてくれました。