星丸日記③~蒙古襲来と日蓮聖人~
『Ghost of Tsushima』というソニー・インタラクティブエンタテインメントから発売されているPS4のゲームを知っておられるかな?これは「文永の役」という1274年に起こった1度目の蒙古襲来を題材にしているゲームでござる。
この文永の役で行われた元軍による壱岐・対馬での虐殺は壮絶なもので、この『Ghost of Tsushima』の冒頭シーンで再現されてるのでござる。じつは種々の当時の歴史書に加え、『一谷入道御書』等の日蓮聖人のお手紙がこの蒙古襲来の様相を顕す重大な資料になっているのでござる。
この『Ghost of Tsushima』がきっかけで、蒙古襲来を予言をしていた法華経と、その事を伝えるため『立正安国論』を述作し幕府に提出していた日蓮聖人が注目されており、総本山身延山久遠寺を参詣する人が増えているらしいでござる。
ちなみに2回目の蒙古襲来「弘安の役」の際には(国が滅んでは仏法を守る人がいなくなってしまう)との想いから、旗の四隅に四天王を配し、周りに八大龍王を据え、中心に大曼荼羅御本尊を記した『旗曼荼羅』を日蓮聖人は書いて、幕府側総大将の宇都宮貞綱に預けたらしいでござる。
台風が起こって元軍が逃げたことから、日蓮聖人の安国論の予見は外れていると言う人も多いのでござるが、旗曼荼羅を送っていたということを知ったら気持ちが変わるかも知れないでござるな。
他、詳しい話は是非「日蓮聖人伝外伝~蒙古襲来と日蓮聖人~」動画を見て頂きたいでござる。