歌劇ザ・レビューHTB チーム奏(チームハピネス)「福岡こけら落とし公演」@歌劇ザ・レビューシアターを観た。
歌劇ザ・レビューHTB チーム奏(チームハピネス)「福岡こけら落とし公演」@歌劇ザ・レビューシアターを観た。
歌劇ザ・レビューシアターというのは、今年の3月にオープンした、福岡市東区の「アイランド アイ」という商業施設の中にあるもので、長崎のテーマパーク、ハウステンボスが生んだ歌劇団の3つ目の劇場ということだ。場外劇場としては2つ目。福岡より先行して、愛知県にラグーナテンボスアートシアターという劇場ができてたらしい。
折悪く蔓延した、感染症のせいで、大々的に宣伝できなかったんだと思うし、私の不勉強もあって、「アイランド アイ」の存在も、この劇場の存在も、つい最近まで気づいてなかった。もっと言えば、ハウステンボスが歌劇団を抱えているということも、知らなかった。
アイランド・アイは、「あきのこない毎日」というキャッチコピーが添えられているが、全体的にはこじんまりとしている。ちょっと高めな価格帯のお店が並んでいて、その分、店内ではゆっくりできそうな雰囲気だ。歌劇を含んだ、食事込みのプランで行けば、「あきのこない毎日」は過ごせそう。アイアイロードの雰囲気も良い。
劇場から一番近いところに、「おむすびの里」というおにぎり屋がある。ファストフードではあるけど、ジャンキーではないお店がこの位置にあるのはありがたい。「開場まであと15分あるけどどうしよう」みたいなときに、居場所として機能してくれる。早速お世話になった。鮭美味しかった。
肝心の舞台。悪くとらえられると困るけど、いかにも「テーマパーク」な感じの、明快なストーリーと、派手な演出で、とてもよかった。
会場に入るまでの間隔をあけるための列の立ち位置や、体温を測るセンサー、前後の席が座れなくなっている客席など、マスク着用を促すアナウンスなど、感染症対策はしっかりと行われているものの、一旦幕が開いてしまうと、現実の窮屈な感じをひと時忘れさせてくれる舞台だった。
日舞的な舞に始まり、海賊と王室の歌劇、最後にレビュー、と色々あるのだけど、びしびし伝わるメッセージとして一貫して感じさせられるのは、「幸せな気持ちにして帰ってもらう!」というもので、おかげさまで、つかの間の幸福感を味わえた。
連休中、遠くへは行きたくないな、でも旅行感を味わいたいな、という人は、「歌劇ザ・レビューシアター」を選択肢に入れてみてはどうだろうか。こけら落としの千秋楽は、7月27日だよ。
今度は母親とか連れていきたいな。