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京都のパフォーマンス企画ユニット、THE GO AND MO'S「千恵の輪」 @リノベーションミュージアム冷泉荘を観た。

京都のパフォーマンス企画ユニット、THE GO AND MO'S「千恵の輪」 @リノベーションミュージアム冷泉荘を観た。

7月に櫛田神社周辺に行くと、どうしても山笠が恋しくなるので、戦災後初めて延期となった山笠を想い、過去の画像をはってみた。

今回観た作品は、黒川猛さんお一人による、漫談、コント、講談、落語だった。「なんでまたこの時期にツアー公演を、福岡に?」という疑問があったが、黒川さんのご実家が福岡県古賀市にあるとのことで、冒頭草々に解消された。

基本的には話芸なのだけど、長めの手足を目いっぱいに使うもので、迫力があった。本来なら、客席にまで出て行って、空気をかき回すのだそうだが、「ソーシャルディスタンスで(客席に)行けない!」ともどかしそうにされてた。

この時期に実施される公演は、自分自身のリハビリと思って、積極的に観に行くようにしているのだが、THE GO AND MO'S(ゴーアンドモーズ)さんを観に行くにあたって、もう一つ理由があった。

制作に丸井重樹さんのお名前を見たからだ。

13年前、大阪ミナミの中心にあった、精華小劇場(2004~2011)。小学校跡地を改装して作られた、200席の手ごろなサイズの小劇場で、このサイズに不足感を感じていた当時の福岡人としては、羨望の対象であった。

そこで視察を申し出たところ、対応してくださったのが丸井さんだった。当時は「ベトナムからの笑い声」という団体名で活動されていて、観たことはなかったのだが、ずっと気にはなっていた。ネーミングのインパクトと共に。

当時は丁寧に案内してくださってありがとうございます、と言いたかったけど、なんか言えなくって、会場を後にした。13年も経ってるからね。

とは言っても、実はこれだけでは観劇までの背中は押されてなかった。最後のもう一押しとなったのは、サイトにあった「推薦文」と、こちらも推薦文の性質を持つ「百聞は一見に企画」だ。

「百聞は一見に企画」は、6年前の公演PR用にやったもののようだけど、過去公演を観た100人の方の感想を、肩書や名前付きで公開しているものだ。100も集まれば、まったく馴染みのないものでも、薄らぼんやりと輪郭くらいは見えてくるもので、これが最終的な後押しとなった。

主演の黒川さんとはあまり関係ないところ切っ掛けで、今回は拝見させていただいたけど、福岡のご出身と聞いて、ぐっと親近感を覚えた。今度は黒川さん目当てで行きたいと思うが、「体操のお兄さん」ネタの時は、引き続きソーシャルディスタンスでお願いします(笑)。

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