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夢か詐欺か

山本五十六を騙した男
本多維富(これとみ)は「水からガソリンを作る」発明に成功したという触れ込みで、時の政財界人、大学教授、公爵、大手メーカーなどが後ろ盾となり、名を上げていた。

植物から代替燃料を作っていた時代、やがて海軍次官の山本五十六の知るところとなる。
そして彼は真偽を確かめるため、1939年(昭和14年)1月に実験を命じた。

実験は水に7種類の薬品を混ぜた液体に火をつけたところ、見事燃え上がったため、一旦は成功となるのだが、
18名の航空本部の製図工から不正の指摘がなされた。
十八枚のスケッチと実験成功の薬瓶を照合したところ、スケッチの中に成功した薬瓶は見あたらず、逆に昨日のスケッチの中から一本の薬瓶が失われているのが分かった。
代わりににスケッチとは異なる薬瓶が一本紛れていた。
ガソリンとなった薬瓶だったためすり替えが行われた事がバレた。
不正は再実験で証明された。

ガソリンの主成分は、炭素数4~10の炭化水素の混合物です。
ガソリンには、ベンゼン環を持つ化合物も含まれています。
ベンゼン環を1つしか持たないものは、ベンゼン、トルエン、キシレンなどがあり、これらはガソリンの40%を占める主要成分です。硫黄など不純物もあり、脱硫装置で取り除かれる。

広義のオクタンの化学式はC8H18で、炭素を8個持つ飽和炭化水素の呼称である。

合成ガソリン
メタノール、気体の天然ガス(LNG)や低品位な石炭である褐炭などを原料として、触媒を使用した炭化水素合成反応によって得られる液状炭化水素(人造石油)のうち、沸点範囲がガソリンと同等な液状物質を合成ガソリンという。
1989年時点ではニュージーランド国内のガソリン需要の約1/3を供給した。

現在、ガソリン代高騰で代替燃料の研究が盛んに行われている。
そして、関西で夢の装置が開発され、期待されている。
2023年1月、“水と大気中の二酸化炭素から人工石油を作る!”実証実験が大阪で行われた。

実験は大阪府、大阪市などが支援し、仙台の民間企業が実施。
機械装置によって水と二酸化炭素から“人工石油”を生成、それを使って発電し、カーボンニュートラルで電気自動車を動かしている。

原理は、水と二酸化炭素を特殊な光触媒を使用して、ラジカル水を作り
ラジカル水に種油(人口石油)と二酸化炭素を混入し、人口石油と水になる。

装置は月額50万円で貸出される
製造コストは1L15円以下になるという。

使用されたドリーム燃料製造装置と呼ばれる機械を開発したのは、
京都大学名誉教授(工学博士)の今中忠之氏です。

報道された
https://www.youtube.com/watch?v=FOJEUmiZSao
しかし、いまいち盛り上がりに欠ける?

これも詐欺ビジネスという指摘
https://www.youtube.com/watch?v=OnA4oxP6EFs
ポスト石油戦略研究所代表の大場紀章氏は詐欺ビジネスだという。

水を混ぜれば増えるが、エンジンが壊れるという。

この指摘にも反論が有り、石油メジャーの手先で安い石油製造技術を潰そうとしているといった陰謀論もある。

天然石油が出来る過程
https://www.youtube.com/watch?v=yDzf136Whoc
明石家さんまの番組「ほんまでっか」出演の竹田邦彦先生の解説

石油を作るには、5倍以上のエネルギーが必要

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