足を上げて乗っているスクーターとすれ違うと、中嶋一貴を思い出す
F1を見なくなってから何年経つか分からない。しかし一度やめた事に再度手を出すみたいなのは誰しもあるはず。
確かF1を見るようになったのは97年、前年チャンピオンのデイモン・ヒルがクソザコウンコマシンに乗っていて「これがチャンピオン...?」と感じた記憶がある。
そこから速いけど勝てないというイメージに何となく惹かれてミカ・ハッキネンのファンになり、後釜に指名したライコネンのファンになり、何周でエンジンブローするか当てる事を楽しみに過ごした。
トヨタはトヨタらしい退屈なレースだったし、ホンダは「昔は強かった」感のみで保ってる懐古厨のオッサンだったのが、いきなり宗教に目覚めたみたいにマシンを地球柄にし激ダサマシンを繰り出したあたりで見なくなった気がする。よく覚えていないが、V10でEarth Dreamとか全面に出すあたり正気じゃないなと。え?V8?今はV6だっけ?もうよく分からないから解散で。
しかしある時、何かでF1の記事を見て、思い出したかの様に一戦見たのがまぁ07年ブラジルGPだった。まぁたぶん。まぁそこで中嶋一貴がピットクルーを跳ね飛ばした。
見事である。このピットクルーのポージング。このシーンは何故かスローでもリプレイされ、久しぶりに見たF1は強く脳裏に刻まれた。
そんな記憶を呼び覚ますのは、もはや絶滅したと思われた下品なビッグスクーター乗り(通称:バカスク)である。
快適性を重視したスクーターに意味不明な改造を施した挙句、謎の体勢で股間を見せつける様に対向車線から迫ってくる。笑わずにはいられない。
あの体勢はなんというのか?知りたいと思った。
一部からはフェ○ラ乗りとか言われている、あのリカンベントバイクみたいな乗り方。
それで思い出したのだ。
「あの時の、、、F1だ、、、!中嶋一貴だ!」
角田選手、頑張って下さい。
こうしてまた久しぶりにF1見ようと思いましたが、思い出せない事もありますよね。最後に見たF1は何GPだったかな?のように。
子供の頃、友達と「またね。」といいながら、最後は絶対にあったはず。
最後に親のお弁当を食べたのはいつだっただろうか。
最後に親と買い物したのはいつだっただろうか。
最後に親と話したのはいつだっただろうか。
最後を知るのはとても悲しい事かも知れないけど、最後だと知らないでいる方が悲しい事かもしれない。
いつもこれが最後かの様に全力で、大事に時を過ごしたいものです。
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