見出し画像

相棒”美和子スペシャル”のブルーにみるお食事にあたっての心理学的考察

テレビ朝日の人気刑事ドラマ「相棒」のオリジナルレシピともいわれる「美和子スペシャル」を味わえるというふれこみの「相棒カフェ」が期間限定でオープン。カレーだとわかっていても、カレーの味わいを頭の中で認識づらいといった、右京さんたちの食事シーンでの複雑な表情の一端に触れられる機会となった感想をここにお知らせします。

相棒カフェは、六本木にあるテレビ朝日本社の1階ロビーに期間限定で設けられています。去年秋の新シーズンスタートの際にオープンしましたが、その後の話題性もあって、新年1月7日から2月3日の日程で復活します。

今回の注目メニューは「美和子スペシャル」!!
美和子とは、ドラマ中の料理の場面で登場する杉下右京さんの、初代そして現在の相棒、亀山薫さんの妻の美和子さん(鈴木砂羽さん)が披露するオリジナルの手料理です。豪快な美和子さんらしく、野菜や魚介類のようなものがダイナミックにごった煮されており、料理には不釣り合いな青色や紫色、ピンクか?といった色合いで(時々光っていたような…)、毎回、ぎょっとさせられ、右京さんたちも大きく「まずい」とはいわないものの、なんとも言えない表情を見せる「相棒」の名シーンの一つとなっています。


テレビ朝日内に作られた「相棒カフェ」

今回は「特製カレー」ということでメニューに出てきましたので、「当然、美和子スペシャルで!」と注文して待つこと、数分。ドキドキしながら、その真っ青なカレーにスプーンを入れました。

カフェではオリジナルのシートがもらえます(もう3枚目です)

カレーとはわかっているけれど…(個人の感想です)

で、口の中に入れるわけですが、なんだがしばらく味がしない…というかつてない感覚が…。そしてしばらくもぐもぐすると、普通のカレー味が広がっていくんですが、これは、私の頭の中が、「カレー」となかなか認識できずに時間がかかっていのでは?というような気がしました。ブルーというお料理ではほとんどであったことのない色合いが、頭の中と舌の感覚で「カレーだ!」と理解するまでに衛星中継的なタイムラグがあるといういわば、発見だったのです。
カレーの味はぴかイチで、後からじわっとスパイスの良質の辛さが広がってきます。おいしい!
と感じたのもつかの間、次にスプーンを繰り出してもう一口入れるときは、またちょっとした時間差が復活してしまい、ドキドキ感→味が不明→カレー→おいしい!が波のように繰り返してくるという、これも不思議な感覚でした。

頭の中では具材の情報が錯綜するのもわかります。

  • 「なんか細い木の枝みたいなのは何かな?」→あ!シメジ!

  • 「四角いこの断片はなにかな?」→あ!鶏肉!

  • 「なんか外側は皮がついているのかな?」→あ!ジャガイモ!

恐る恐る嚙み始めた後、シメジもジャガイモも、鶏肉も、しっかりとジューシーな味わいが出てきました!はい、おいしいカレーをごちそうさまでした。

青色とお食事の関係性について感じ入った貴重な時間に

以前、ダイエットやお食事についての本を以前読んだときに、青色は食欲を減退させる、といったような心理学的な効果が書かれていたのを思い出します。詳しいことは忘れてしまいましたが、青色・ブルーが食事のタイミングではふっと考えさせる心理学的な影響、効果を与えるのでしょうか。(後で改めて確認してみたいです)
日ごとあまりメニューで登場しない青色がゆえに体験できた、深ーい味わい。これはもしかしたら心理学的な考えを深められる機会だったのではないかと、右京さんのように興味深く感じた納得のランチとなりました。


前回・秋にはオムレツと普通のカレーも楽しみました(2024年10月撮影)


カフェへは予約が確実ですが、空いていれば予約がなくても入れるとのことです。以下は公式なご案内です。

ということで、今回、エンジョイ度は100でお願いします!



いいなと思ったら応援しよう!