学んだことを整理する目的の読書メモです。つまり、あまり整理されていないです。
まえがき
→最近、メディアに登場して話す人も増えてきた。教育経済学者で中室牧子教授とか
ここで現在、日本の学校教育のなかで子どもの能力を表す概念に触れておきたい。
日本の教育においては「生きる力」として定義されていた概念が非認知能力に近いと思う。知徳体、つまり、確かな学力、豊かな人間性、たくましい体のバランスが取れた人間が、生きる力を持つ人間ということでした。最近の学習指導要領では、生涯学習のニュアンスも含まれた資質・能力の三つの柱が登場した。
本の話に戻ります。
非認知能力とは
非認知能力について考える前に、まず「認知能力」とは何か考えてみよう。
もう少し詳しく説明すると、結晶性知能とは、学校で受けた教育や仕事・社会生活の中で得た経験に基づいた知能である。例えば、言葉の分析、単語力、語学能力など。一方、流動性知能とは、新しいことを学習する知能や、新しい環境に適応するための問題解決能力などのことである。
レイモンド・キャッテルによる知能の分類
以下、非認知能力について。
1.誠実性 conscientiousness
学習における誠実性は「やるべきことを、やるべきときに、やる」といった課題等にしっかり向かう力のこと。本では厳密な定義として「自分の衝動を社会の規範に沿って適切にコントロールし、課題指向的かつ目的指向な行動をとる傾向」を挙げている。誠実性はビッグファイブ因子の1つ
誠実性には、規律、勤勉、慎重、責任感、計画性などが関連していたり、グリットや自己制御・自己コントロールと密接に関わっている。