自己紹介
『穂波了(ほなみりょう)』という生粋の千葉人です。
自己紹介というのは昔から苦手なので、とりあえず今までの作品の所感みたいなものをここに書いておこうと思います。
・2024・8・2 角川書店刊
『月面にアームストロングの足跡は存在しない』
シンプルに、やりたいことをすべて詰め込んだ一作です。10年位前に「アームストロングの月面着陸はでっちあげ」という噂が世界中で流れたことがあって、それに絡めた宇宙飛行士の話をいつか書きたいと思っていました。気分が乗って、メイン部分は2か月くらいで書き上げたと思います。無理を言って定価を下げる努力をしていただいたので、ぜひ書店でお求めください。ちなみに宇宙の中では土星が一番好き。
・2024・7・28~
『探偵・武蔵(仮』をnoteで投稿開始。
剣豪・宮本武蔵が探偵だったら、という話です。編集者さんや校正者さんが付いているわけではないので、誤字脱字や時代考証などは甘め……
・2024・4・20 双葉社刊
『忍鳥摩希の紳士的な推理』
雑誌『小説推理』で連載させていただいた一作。空間の断絶や時間停止といった超常現象を本格ミステリーに仕立ててみようと思った4編の短編集です。最初の一作しかネタがない状態で書き始めたので、その後はかなり苦労しました。二話目なんかは一度書いたものをすべて取り替え、三話目にいたっては……ええ、本格ミステリから逃げましたよ。その苦労が作品に出てなければ幸いです。
・2022・7・30 双葉社刊
『裏切りのギフト』
個人的にもっとも反省点が残った一作。展開に困ったら、どこからともなくイベントを持ってきてくっつける、という自分の悪いパッチワーク癖がふんだんに出てしまいました。人々のうねり、を描きたかったのですが、書いている最中は、ただひたすらスケールをでかく、みたいなことを考えていた気がします。人をどんどん出せばスケールが大きくなるわけじゃないんだなぁ……
・2020・9・25 早川書房刊
『売国のテロル』
ホラー作品のような表紙の一冊。内容はホラーではありません。けっこう自信作、だったのですが、後から読み返したときに「ごちゃついてるなぁ」と思ってしまいました。最初の方に設定を盛り込みすぎているせいかと思います。後半から最後にかけての展開は今もとても好きで、涙なしには読めないので、読まないことにしています。
・2019・11・25 早川書房刊
『月の落とし子』
記念すべきアガサ・クリスティー賞受賞作。構想段階では一章のみで完結させるつもりでしたが、到底ケツをふけるわけもなく、急遽、2章と3章を作りました。結果、船橋駅前にあるタワーマンションに一石を投じる作品になりました。というか、表紙がまんまソレです。昔から尊敬している小島秀夫監督に帯を書いていただいたのが最高でした。
という感じです。noteの使い方がまだよくわかっていないのですが、フォローしていただければ幸いです。
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