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食中毒になり靴を紛失した話

私は、一足のスニーカーを持っていた。

色はネイビーで、イタリアのミラノで購入したお気に入りの靴だった。

親しい友人たちからは「センス悪い」などと言われることが多々あったが、お気に入りの靴だった。



ある日、私は牡蠣を食べた。

その2日後に食中毒になるとは知らず、それはもう欲張って、たくさん口にした。


その日は2人の友人たちと一緒に、鳥取→東京まで約14時間かけて車で移動する日だったので、

私は「なんとなく気持ち悪いな...」と思いつつ、車に乗り込んだ。

すると、出発して1時間後に (以下省略


それからは、サービスエリアを通りかかるたびに立ち寄ってもらった。

友人たちは食中毒にかかった女を乗せて、文句を言うどころか私の看病をしながら、一晩中交互に運転してくれた。

(その節はありがとうございました。)


そうして友人たちには東京の家まで送り届けてもらったのだが、車を降りようとしたそのとき、衝撃的な出来事が起こった。


...靴がないのだ。


車には靴を脱いで乗っていたため、おそらくスニーカーをどこかのサービスエリアの駐車場に置いてきてしまったのだ。



当時から必要最低限の荷物だけで生活していたため、持っていた靴は一足のスニーカーのみ。

唯一の靴を失ってしまった私は、そこから数日間、友人から借りたサンダルで過ごすことになった。

食中毒により靴を紛失することになろうとは、夢にも思っていなかった。



そして、その日にかぎって東京に雪が降るのだから、人生とは皮肉なものだ。



靴はどこかへ消えてしまったが、この出来事は永遠に私の記憶に残るだろう。


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ほなみん
シュークリームが食べたいです