記者会見って、思ってたよりアツい。初めての記者会見を振り返り。
先日、初めて記者会見というものを体験したことを、記事にしました。
あの日の記事は後から思うとなんて人によがりだったんだろうと思います。お恥ずかしい。
初めてのことばっかりで初めての人にたくさん会って、ものすごく疲れていたこともあるし、気持ちが高揚していたこともある。
そこで改めて、記者会見がどういうものだったかを、もう少し深掘りして振り返ってみようと思います。
そんなことを残してみようと思います。
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ちなみに、今回の記者会見のあと、ニュースに取り上げていただいたものはこちらです^^
★待機児童の集計は実態と合ってる? 「認可保育施設に入れた」は80.8%どまりなのに…
★独自調査で待機児童4万人 民間団体が発表、昨年比増
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記者会見はどこでやったの?
場所は、霞ヶ関にある厚生労働省のビル、確か9Fぐらいにある、厚生労働記者会、という一室。
省庁さんや役所さんには、必ずこうしたお部屋があるんですかね。
ここと隣接する部屋で軽く受付を済ませ、会見室に入ります。
なお、今回記者発表する『保育力充実度チェック』は既に10回以上発刊されていて、おそらく記者会見も毎年恒例の行事。
会見する時には、事前になじみの方にアポを取っていたのだと推察しております。
会見の部屋は、40人ぐらいで会議できそうな大きな部屋が、1/3ぐらいの部分でパーテーションで区切られていて、
広い方は実際に記者会見を行う場所、
狭い方は控え室のような場所、として使えるようになっていました。
控え室の方は写真がありませんが、記者会見を行う部屋の方は、全体像はこんな感じです。
会見をする方が前方に座り、それに対峙できるように記者の方がずらりと並ぶ。
それぞれの席にマイクが設置されていました。
部屋の一番後方に大きなビデオカメラがあり、某有名テレビ局の方2名が、終始撮影をしてくださっていました。
どんな方がやってくる?
14時からの会見を前に、10分前くらいから続々と集まってくるのは、各社記者の方々。
資料をお渡しし、お好きな席に着席していただきます。
皆さんはノートパソコンで、ずっとお仕事されていました。記者会見中も、ずっとキータッチの音が、部屋中に鳴り響いているような感じ。
またカメラマンさんも数名いらしていて、大きな一眼レフカメラで時折シャッターを切られていました。
後日資料を送付するかどうか判断するため、資料(保育力充実度チェック)をお渡しする際にお名刺を頂戴したのですが、
どの方も、よくネットやテレビで拝見する企業様の記者さんばかり…!
こうやって、記者の方々が記者会見へ来てくださり、取り上げていただいたものが、よく見ているネットニュースや新聞の記事になるんだ…
普段の自分が遠巻きに見ている『社会』みたいなものが、ぐっと自分のほうに引き寄せられた感覚。
緊張感が増して、身が引き締まる思いがしました。
また、記者の方々は、半数以上が女性でした。
そして、ミドサーのわたしから見て世代が近いと感じる方ばかり。
保育に関心を持ってくださるのは、やはり女性と子育て世代が多いのかもしれないという印象を、記者会見が始まる前から持ちました。
活発な質疑応答。『保育への想い』がぶつかるアツさ
記者会見の時間は、1時間の枠。
親の会の方からは、調査の結果と現役保護者からのコメントを含めて、およそ40分ほど。
そのあと20分ほどは、記者の方からの質疑応答の時間でした。
私が驚いたのは、その20分の間に途切れることなく、時間いっぱいに、記者の方から質問があったこと。
先にもすこし触れましたが、記者の方は女性と、子育て世代が多い印象。
その証拠に、記者会見の後、私たちスタッフに話しかけてくださった記者さんの何人かは、「私にも小さい子供がいまして」と言ってくれる方がいらっしゃいました。
この記者の方々と質疑応答の様子を見て、記者会見って会見をする側だけではなく、記者の方々の熱量もこんなに高くて、アツいものなんだと感じました。
私がいままでテレビなどのメディアを通してみていた記者会見って、だいたい有名人が記者に囲まれて質問攻めにあって、政治家が囲み取材を受けて、カメラのシャッター音とフラッシュが絶え間ない、そんな程度のもの。
正直、お互いに本気の受け答えをしているとは感じがたい印象を持っていました。
メディア側はどれだけ視聴率やビュー数が取れるネタを放り込めるかだけ考えてそうだし、会見をする側はそれをかわしつつ丁度良い返しをするだけじゃないの、みたいな。
でも、今回の記者会見は、そうじゃなかった。
少なくとも、あの場で質問を投げかけてくれた記者さん方と、親の会一同は、本気で保育のことを考えて、子どものことを考えて、どうしたらもっと保育が良くなるかって考えていた。
親の会が、マジな想いを乗せたボールを、記者さんや『社会』のストライクゾーンから外れないように、だけど思いっきり振りかぶって、投げる。
それを受けた記者さんたちが、「ここを伝えると、社会を変えられるかもしれない」ところを見極めて、社会へ向けて思いっきり、打ち返す。
バットがボールを『芯』で捕らえると、遠くへ遠くへ飛んでいくように、記者さんたちが取り上げた記事が、社会へ羽ばたいていく。
そういう、本気の試合を始められるキッカケが、熱量が、『記者会見』という場から産まれるんだ、というのが意外すぎて、嬉しく感じました。
おわりに
私が感じた『記者会見』の様子を、残してみましたが、いかがでしたでしょうか?^^;
とにかく、記者会見って思ったよりもアツいってことが、少しでも伝わったら嬉しいです!!
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『保育力充実度チェック』については、こちらも宜しければご覧ください^^
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では今日はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!
hona