次元を増やすということ
紙がある。
紙の上は、二次元の世界だ。
紙に、円を描く。
円の中に、点を描く。
この点が、円の外に出る方法はあるだろうか?
ない!
二次元の世界で考えている限り、点は円の外に出られないのだ。
ところが、僕たちは三次元の世界で生きている。
紙の世界より、高さの方向に軸が1本多い世界だ。
床に輪っかをひとつ置く。
子供をひとり、輪っかの中に立たせてみる。
その子に、「輪っかの外に出てごらん。」
と言ったらどうなるだろう?
その子はニコニコしながら輪っかを跨いで外に出て、
「ほら、出たよ、パパ」
と言うだろう。
三次元の世界では、円の中から出るのは、いとも簡単なのだ。
これが「次元を増やす」ということだ。
世界の「軸」をひとつ増やす。
すると、
今までぜんぜん解けなかった難問が、
簡単に解けるようになる。
(かも知れない。)
そういう冒険をしてみたい。