6月第2週 今週のおすすめ「本の話」 5選
6月7日は文春文庫の発売日! 「歴史時代小説フェア」、文庫書き下ろし時代小説『武士の流儀』からは稲葉稔さんの特別メッセージを、そして文庫化された『拾われた男』より松尾諭さんのインタビューをお送りします。
文春新書からは本郷和人さん『日本史を疑え』、速水融さん『歴史人口学で見た日本〈増補版〉 』の「ちょいよみ」をご紹介します。
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★人気作から最新作まで――最強ラインナップ 文春文庫「歴史時代小説フェア」
6月7日は文春文庫の発売日です。司馬遼太郎、藤沢周平、池波正太郎などのロングセラーに、人気シリーズを多数抱える佐伯泰英、掘り起こし名作も!
歴史時代小説ファン待望のラインナップでお届けします。
☆今月発売の文春文庫はこちら!
★<累計13万部突破!文庫書き下ろし人気シリーズ『武士の流儀』> 稲葉稔さん特別メッセージ&作品紹介
『剣客船頭』(光文社文庫)や『浪人奉行』(双葉文庫)など、多くの人気シリーズを持つ稲葉稔さんが主人公として描いたのは、これまでのシリーズとは一味違った、ダンディーな若隠居・桜木清兵衛。
作者が語る人気シリーズの裏側や、作品の紹介をどうぞ。
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★偶然拾った1枚の航空チケットがきっかけで人生が変わった――。自身の半生を綴った自伝“風”エッセイ『拾われた男』
俳優・松尾諭さんインタビュー
松尾さんが自身の半生を綴った自伝“風”エッセイ『拾われた男』は、仲野太賀さん主演でドラマ化、マンガ化など、様々な展開を見せています。
上京直後は役者の仕事に恵まれず、借金もあったという当時のお話や、マンガ版・ドラマ版『拾われた男』について、松尾諭さんに伺いました。
◎前編はこちら
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■文庫版
■コミック
★日本史は「暗記しなければならないことばかりで退屈」という人に、本郷和人さんが伝えたい日本史を楽しむコツ
『日本史を疑え』(本郷 和人)
広く知られた「定説」も、学界で人気の「最新学説」も一から見直し、自分の頭で考えてみることが重要だ、と本郷さんは説きます。
信頼できる史料とそうでない史料はどこが違うのか? 歴史用語にとらわれ過ぎると当時のリアルが見えなくなるなど、東大史料編纂所教授ならではの鋭い読みが満載。
本郷日本史の決定版『日本史を疑え』から、まえがきを公開します。
★エマニュエル・トッド、磯田道史が“衝撃”を受けた「日本の歴史人口学の父」速水融とは
『歴史人口学で見た日本〈増補版〉 』(速水 融)
著者の速水融氏は、慶応義塾大学、国際日本文化研究センターなどで教育・研究に携わった経済史家で、「日本における歴史人口学のパイオニア」。仏歴史人口学者のエマニュエル・トッド氏も、「日本の歴史人口学の父」と称えています。
『歴史人口学で見た日本〈増補版〉』は、速水氏の長年にわたる仕事のエッセンスをコンパクトにまとめたもので、「歴史人口学」の最良の入門書であり「歴史人口学で見た新しい日本史」です。
本書より「増補版刊行にあたって――速水融・トッド・磯田道史をつなぐ学問」を公開します。
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