良い反省?それとも悪い反省?
1日の終わりってみんな何を考えているのだろう。
たまに思い出したかのように大量の野菜を送ってくる両親のこと?
仕事でミスって久々に書いた報告書のこと?
満員電車でリュックを堂々と背中に背負っているアホンダラへの憎しみ?
それとも疲れて考える間もなく眠りにつくだろうか。
そんな忙しくしている人でも、1ヶ月に1回くらいは、夜眠る前に今日を振り返るときがあるのではないだろうか。
「今日、あそこであの振舞いはイカンかったなぁ〜(暗)」
とか
「あの質問には、こういう回答のほうがよかったんじゃないかなぁ(後悔)」
とか
思ってしまうことはないだろうか……え、ちょっと、暗い?
わたしは1日のを振り返るときは、こんな感じで反省?モードになることが結構ある。
ほっといたらそのまま、ながーい反省文になるのではなかろうかと思うほど心の声で反省している……(なにやらかしたんや)。
それはさておき、この振り返り方悪いとは言わない。
しかし注意しなければ「良くない反省」になってしまう。
反省とは問題・原因、再発防止の3本柱で、同じトラブルが起きないようにするためのものだ。
大切なのは反省しているときの意識の軸点だろう。
「良くない反省」になっているときは、軸が自分以外になってしまっている。
次はミスって注意されないようにしよう、とか。
傍若無人な振舞いで、うぜぇやつと思われないように…とか。
目先の嫌なことに注力している状態だ。
逆に、「良い反省」はその先の自分を見ている。
ミスって恥かいたけど、もっと良いやり方が見つかってよかった、とか。
あの人にとっては傍若無人だったかも知れないけど、あそこではっきり意見が言えなきゃ、わたしは終わってた、とか。
これは一瞬の不穏な状況に振り回されず、自分にとってどうなのか?という視点をもっている。
こんな風に自分に軸があると、ブレたり迷ったりすることがなくなる。
反省してんのか!といわれても自信を持って「反省してます!」と言えるし、
コーヒーを飲みにきたスタバで新作フラペチーノに心惑わされることもない……。
もちろん全然帰ってなくて、電話のたびに寂しそうにする実家の両親のことを考えて涙ぐんでしまうことなく…いや、ここは一応涙ぐんでおこうか。
まぁとにかく、いついかなるときも自分を介在させることで、そこには納得できる結果があるはずだ。
そのためにも、1日の終わりにじっくり今日を振り返ってみるのもたまには良いかも知れない。
もちろんそのときは「自分軸」をわすれずに!