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『旦那さんは?』と訊かれる前に『ひとり親です』と言う理由
ひとり親になったばかりのころ『旦那さんは?』と訊かれると戸惑った。
実のところ『ひとり親』という事実に引け目はない。むしろ、誇らしい。ただ『ひとり親で…』と返答すると、少なからずその場の空気が淀むことがあり、割と気を使う。
訊ねてしまう方に悪気がないし、空気が淀むことについても誰が悪いわけではないことくらい理解している。私のことを知りたいと思うがゆえに、その発言に辿りついたのだと思う。
だからこそ、その淀んだ空気を相手のせいにしないため『ひとり親でして…』と先手を取ることが増えた。特に、1度限りの付き合いでないと私が判断した場合には、曖昧な笑いと共にごまかしながら伝えるようにしている。
ただ、こうした人って意外と多いのではないだろうか。2022年現在、男性は4~5人に1人、女性は6~7人に1人が独身だそう。未だ日本社会に蔓延る男女のゴールは『既婚』がスタンダードだったりする。
『独身』が珍しくない今、未だ離婚や独身が気まずくなってしまうこの感覚は一体何なんだろう。
けして『旦那さんは?』と、訊いてくる人を責めたいのではない。結婚という制度について、この場で論議したいわけでもない。ただ、私を含めてそこら中に溢れている様々な『独身者』もまた、スタンダードである。そう、心を込めて文字にしておきたいと思ったのです。
今日はここまで!
【おまけ:結婚について】
私自身、離婚して数年間は『二度と結婚はしたくない』と思っていました。もちろん、ひとりでの子育ては大変だけれど、再び訪れた独身生活の気楽さを堪能していました。赤の他人同士が、足並みを揃えて暮らすって本当に大変なことだからです。
ところが昨今、周囲の夫婦の在り方が変わってきた。子育てが終盤に差し掛かり、みんな夫婦という関係性が充実して見える。共に多くを乗り越えた夫婦だからこその風貌が雰囲気からあふれ出している。実のところ、それが羨ましいと思うことが増えてきた。要は私自身も、子どもの手が離れてきて、淋しくなってきたのかもしれない。
ただ、再び『結婚』という制度に仲間入りしたいかと訊ねられたら『NO』である。もちろん、生涯添い遂げたい人ができて、結婚したほうが優遇やメリットが多いのであれば、するに値する。ただ、2人であるということの価値は『結婚』では計り知れないと思う。
そんなことを、若くして気付けなかった私は未だ愚か者なのでしょう。
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