
グリーフケアを学ぶ
11月20日金曜日に約一年かけて学んだリヴオンさん主催の「僧侶のためのグリーフケア連続講座」が終了しました。
当頭は半年で終了予定であり、かつリアルな研修だけの予定でした。コロナ禍となり、結局最初の2回はリアルのみでしたが…後はオンラインのみの場合やリアルとオンラインの併用などで研修が行われました。私個人は、諸般の事情からリアル研修は控えオンラインでの研修になりました。
さて、講座をチョー簡単に要約すると
第一回 グリーフとは?という情報
第2回 セルフケア
第3回 傾聴
第4回 寺院での取り組み 分かち合いの会
第5回 寺院での取り組み 葬儀・法事等での取り組み
第6回 自坊での取り組みの検討
といったものを経て、学習発表へという形に…
学習発表に関しては、学習報告を1名、学んで得たものを1名が述べる。その後、これから行いたい自坊でのアクションを講座受講生2人が述べる形に。
ところどころで、グループに分かれて、グリーフについて話合ったりします。オンラインはブレイクアウトルームを利用してです。
印象的だったのは、グリーフを吐露する場がないということでした。寺院という場が提供できるものを改めて確認できたのが、収穫でした。
すべてが終了後の茶話会も、オンラインではブレイクアウトルームを使用。話題はコロナ禍でのあり方に…これもまた色々な話になりました。
ある方がオンラインとオフラインの併用があまりにスムーズで驚いたという感想を頂きました。現地のとある方がプロフェッショナルな仕事をしてくれていると紹介しましたが…
さて、一年で私が得たものは…一寺院としては、葬儀パンフの見直し作成。枕経のやり方を変化。法事前もしくは後でのプチ分かち合いの会の実施という3点の改革をしたという点です。
個人的には、真面目な超宗派の友人が増えたということでありました。
リアルにあう機会の喪失が与えるグリーフというものも大きな経験であり、収穫です。
今後の活動に活かしていきたいと思います。