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shokonote
年頭
明けましておめでとうございます
本日は、代務寺院 善徳寺で年始参りのご挨拶を頂く日です。昨年から善徳寺の代表役員も兼ねていて、3カ寺の住職となっています。
さて、お参りをお待ちしている時間は、本休寺の通知準備や読書の時間。現在、同時進行的に6冊読んでいて(笑)
その中で今日読み終わったのは…こちら
過日のノートにも書きましたが、土井先生が素晴らしい。
読んでいて考えさせられたのはミニマリズムへの考え方、ほどほどの大切さを述べています。
また、中島先生が土井先生の料理に対して
「どこからかやってくる力との呼応が先生の料理であるようにみえる」といい、自然からやってくる力とうしろからやってくる力(具体的には歴史や死者たち、和える文化など)を上げています。
土井先生は答えて
食文化も歴史の蓄積の結果であるし、人間が自然と共存しながら、穏やかに豊かに生きるためのものです。
と述べています。
特に印象的だったのは、現代の料理が過剰になっている「しない」が大事という考え方です。ひき算の思考ともいうべきものなのでしょう。ものそのものの力を信じる、はからいを捨てる、謙虚さを持つ。
年頭によんで、一年間の課題を教えてくれたかのよう…
年頭に読めて良かった一冊です。