2024年春アニメ/3話時点のTier表と作品の紹介・感想

まずは一言。

今期のアニメは大豊作です。ヤバいです。

これほどまでにアニメに興奮しているのは『けものフレンズ』のあった2017年の冬クール、いや『宇宙よりも遠い場所』のあった2018年の冬クール以来ですね。まあ私の身の回りが落ち着いてアニメ見る時間が取れるようになったことも大きいですが。

今回は私が視聴している今期アニメ、計11作品をTier表にまとめました。その後、極力ネタバレを避けながら1作品づつ紹介と感想を軽くします。

Tier表だけ見るもよし、興味ある作品だけ詳しく見るもよし、最後までじっくり読むもよし。是非楽しんでいただけたら幸いです。


Tier表

2024年春アニメ Tier表(全11作品)

S+
夜のクラゲは泳げない
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF

S
この素晴らしい世界に祝福を!3
変人のサラダボウル
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
ゆるキャン△ SEASON3

A
ガールズバンドクライ
終末トレインどこへいく?

B
ささやくように恋を唄う

C
声優ラジオのウラオモテ

S+の作品紹介と感想

夜のクラゲは泳げない(これまでにない青春群像劇)

紹介
少女たちが夜を舞台に「何者か」を目指し、クリエイターとして活動する青春群像劇。

感想
ストーリー、キャラクター、作画、音楽など、このアニメを構成する要素全てが完璧。一言でいうなら「令和感」がすごく伝わってくる。とても等身大な主人公たちやクリエイターの観点から進む物語、それらを際立たせる洒落た作画や音楽の演出。青春群像劇の新たな扉を開いたと思う。

公式サイト


転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます(魔術バカな主人公が好きになる)

紹介
魔術オタクな男が転生して王子に。生まれ持った魔力と魔術に対する好奇心で敵を倒していく無双系異世界ファンタジー。

感想
キャラクターの魅力とストーリーの面白さに惹かれる。主人公はほぼチート能力だが、それを人に見せびらかすことをしないし、恋愛より魔術なので好感度が高い。そしてショタなキャラデザが可愛い。女性キャラも全員可愛い。ストーリーも主人公がどんどん強くなっていくのを見てて痛快。原作で読んだ、アニメ後半にするであろう「暗殺者ギルド編」が非常に楽しみ。

公式サイト


狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF(高度な会話劇)

紹介
行商人ロレンスがとある村で出会った狼の化身「ホロ」と共に、彼女の故郷であるはるか北を目指し、商売をしながら旅をする。

感想
ロレンスとホロ。この2人のかけあいに全てが詰まっている。ロレンスの知識や知恵もすごいが、それをはるかに上回る賢狼「ホロ」に圧倒される。お互いの関係性(パワーバランス)が見え隠れするのが面白い。こういう会話や商業に関するストーリーを見るだけで、なんとなく頭が良くなる、気がする。ホロ可愛い。

公式サイト


Sの作品紹介と感想

この素晴らしい世界に祝福を!3(終始ギャグを浴びたい)

紹介
異世界転生し、仲間を集め冒険者として活躍する主人公カズマ。今回は王女であるアイリスが物語の中心人物となる。

感想
安定の面白さに加え、画力が向上している。1,2期、劇場版と続いてきた本作。圧倒的なギャグで突っ走っており、多少の作画崩壊も許せた(むしろ味があった)。しかし3期はOPの時点で作画に丁寧さを感じる。ヌメヌメ動く。今後のストーリー展開に注目したい。アイリス可愛い。

公式サイト

https://konosuba.com/3rd/


変人のサラダボウル(ジャンル分類不可の面白さ)

紹介
異世界から日本に転生してきた2人のキャラクターが、様々な経験や境遇を通じて成長しつつ、周囲にも影響を与えていくという群像劇。

感想
平坂先生らしさがポップになった印象。これまではどこか重くて複雑な部分を感じる作品が多かったが、今作は単純明快で明るさを感じるストーリー。異世界人が絶妙に溶け込んでいる様子が面白い。岐阜県が舞台なのもいい。OPは曲も演出も神がかってるので是非見てほしい。

公式サイト


転生貴族、鑑定スキルで成り上がる(感動と温かい気持ちになれる)

紹介
戦略シュミレーションゲームが好きな男が異世界転生し、地方の小さな貴族になる。他人の能力を鑑定できるスキルを駆使し、領地の拡大を目指す。

感想
主人公の性格の良さと周囲との絆が、作品の優しさを感じさせる。日本人や貴族としての考えから、自身が正しいと思うことに行動する姿に感銘を受ける。主人公単体が強いというわけでないが、主人公自身が仲間と共に成長するストーリーがこれまでの異世界転生と違う特徴。

公式サイト


ゆるキャン△ SEASON3(アウトドアな日常が、そこにはある)

紹介
山梨の女子高生たちがキャンプをはじめとするアウトドアを通じ、ゆるやかな日常を過ごすアニメ。

感想
3期も引き続くゆるさ、そして制作会社の交代。制作はエイトビットになったが、これまでの作品らしさを残しつつキャラデザや演出が変化し、また違った良さを感じる。OPの演出はヤマノススメを思わせる。ただ、自身が日常系アニメをあまり好まなくなったので、昔のように楽しめなくなってる気もする。土岐ちゃん可愛い。

公式サイト


Aの作品紹介と感想

ガールズバンドクライ(3DCGアニメーションの最先端)

紹介
東京、と思いきや神奈川・川崎に上京した主人公。偶然の出会いをきっかけに、もどかしい自分たちの思いをバンドで音楽にし、奏で続ける。

感想
日本の3DCGアニメーションを塗り替えると思う。日本特有の2Dカットなどを3Dで表現しており、今後の1つの表現方法として確立されていくと感じた。ただ、ストーリーはベタな展開かつ脚本花田十輝氏が良くも悪くもにじみ出ている。もちろん面白いのだが、私はあまり好みではない。とはいえまだ3話であり、今後に十分期待ができる。

公式サイト


終末トレインどこへ行く?(今期一番のダークホース)

紹介
異変が起きたとある田舎。主人公は行方不明になった友達にもう一度会うため、仲間と共に電車に乗り込む。行く先々で待ち構えるものとは。

感想
結論、判断しずらい。2話までは説明がほとんどで、3話も正直よく分からなかった。唯一、監督と脚本のやりたいや好きがあふれ出ているのはわかる。「なんなんこれ?」って思わせながら、ED入る前に伏線を張るから続けて見てしまう。制作陣は間違いないメンバーだと思うので、今後に注目。

公式サイト


Bの作品紹介と感想

ささやくように恋を唄う(キュンキュンする百合)

紹介
お互いの一目惚れをきっかけにはじまった恋。クールでかっこいい先輩と可愛い後輩の恋愛模様を描く百合物語。

感想
キュンキュンする恋愛ストーリー。お互いに一歩一歩確かめ合いながら進んでいく姿にこっちもドキドキする。ストーリーはすごく面白いのだが、作画がのっぺりしてるのと展開がゆっくりで、いまひとつに見える。原作は絵も表現も綺麗なので、個人的には漫画の方がおすすめ。

公式サイト


Cの作品紹介と感想

声優ラジオのウラオモテ(2人がお互いを認め合うまで)

紹介
声優としての表の顔と高校での裏の顔が正反対な2人。相性最悪な彼女たちがラジオ番組を通じ、お互いをライバルとして認めながら成長していく。

感想
見るタイミングが遅かった。以前表紙買いした原作の1巻を読み、面白いことは覚えていた。しかし、好みの変化や原作のイメージの声との乖離が理由で2話切りした。可愛い系の見た目してスポ根系だったと思うので、ハマる人はハマると思う。

公式サイト


総括

2024年春アニメは一つの転換期になる気がしています。これまでにない新しい表現やストーリーなど、まさに「令和らしさ」を含む作品が多いです。リメイク作品や続編の作品も多いが、「ヨルクラ」をはじめとするオリジナルアニメの躍進にも期待しています。最終話を迎えるまで継続して視聴し、この評価の最終結論を出したいと思いますので、またnoteを見ていただけると幸いです。それでは。

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