「ありがとう」が言えない私
私は、「ありがとう」と自然に言える人になりたい。
自分の頼み事を相手に聞いてもらったとき、叶えてもらったとき
落とし物をひろってもらったとき、
ちょっとした気遣いを感じたとき
普段、「ありがとう」と言うべきタイミングはたくさんあると思う。
しかし、私にはこの「ありがとう」が言えないのである。
こういうタイミングで私は、意味のない別のことを言ってその場を誤魔化して逃げるのだ。
こういうことがあったことに、気づいた後はいつも後悔で頭がいっぱいになって、ときには後から「ありがとう」と伝えたり、わざわざ連絡をして伝えたりする。
「ありがとう」が言えないことで、だんだんと人には嫌われていくし、親切にされなくなっていく。
日に日に生きづらくなっていくのだ。そして、たまにそれに気づくと不安で仕方なくなる。
「ありがとう」という一言は、社会で健康に楽しく生きることのステップの一つだと思う。
無意識に「ありがとう」を言える私になりたい。
社会で幸せに生きられるように。
© 2022 穂麦むぎ