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胎児の夢。

この世界は仮想現実の中なのかもしれないと妄想したことがある人は多いのではないだろうか?

映画『マトリックス』のように。

実は一人一人がカプセルの中に入っていて必要な栄養を注入され脳に直接映像や感覚を与える。

そして1人1人がその仮想現実の中で生きている。

長年謎だった脳についてもかなりのことがわかってきた。

XRもどんどん進化していて今ではXRによって脳を騙す事もできる。

NASAが長期の宇宙での任務のために宇宙空間での性処理に関して真剣に考える必要があると発表しセックスロボットを開発しようとしている。

遺伝子の編集などでデザインベイビーが一般化すれば性行為自体が必要なくなる可能性もある。

体外受精の方が確実だからだ。

そんな未来がリアルに想像できてしまう時代になった。

それらの研究はwithコロナの世界ではますます急速に発展するだろう。

地球環境にもいい。

農業や畜産業がAI管理による機械化が進めば仮想現実の世界に生きる人間の管理も同じように行えるようになる。

かつてこの世界は仮想現実かもしれないという妄想が現実に可能になりつつある。

それほどまでに現代の科学は発展しているのだ。

なぜこの世界はもしかしたら仮想現実なのかもしれないと妄想するのか。

その根底には超古代文明の存在がある。

みんながみんなそうだとは限らないが少なくとも私の中にはその存在は重要だ。

もし超古代に今より発展した文明があったのなら。

人類がこれから到達するであろう科学の目指す所をすでにたどり着いていたことになる。

そうなれば当然これから人類が作ろうとしている仮想現実もすでに完成し実用化していてもおかしくないと思うからだ。

エヴァンゲリオンのようにL.C.Lのような液体に満たされたカプセルのに入り、管から栄養を供給し夢のような仮想現実の世界を生きている。

科学や技術が究極に達しているのなら人間が入るカプセルは金属ですらない可能性が高い。

もっと生命体に近い素材の方がいい。

カプセルが自ら空気を取り込み中の人間に供給し排出した二酸化炭素を外に出す。

そのためにそのカプセル自体が呼吸すればいい。

さらには外から栄養を補給するよりそのカプセル自体が自ら栄養を補給できればもっといい。

そしてそのカプセルにAIを搭載して自分で考えて最適な行動を取り必要な栄養素を取ればいい。

栄養となるものをカプセル自らが栽培すればもっと効率がいい。

。。。それってもう人間じゃない?

そしてその中で仮想現実の世界を生きている人間はまるで胎児のようだ。

胎児も同じように羊水の中で母親とへその緒で繋がり栄養を供給される。

しかし胎児はいずれ産まれる。

そのまま話は胎児に移り子宮の中で生命が宿り出産までが胎児の一生だと仮定してみる。

胎児からしたら外の世界に出る出産とは一回胎児として死にそして新たな存在として生まれたという事になるのではないだろうか。

十月十日の人生(人生というのが正しいかわからないが)。、

さらに遡る。

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女性は一生分の卵子を子宮内に持って産まれる。

精子は毎日作られて排出されなければ数日後には身体に吸収される。

まるで卵子は物質そのもののように思え、精子は現れては消えるエネルギーのように思える。

仮に丸い卵子を地球と見立てたとしたら精子は宇宙を飛び回る粒子になるのかもしれない。

そして粒子は宇宙と共にビッグバンから生まれそして星を形成しその星が寿命を迎え爆発するとまたさらに遠くへ粒子を運ぶ。

エントロピーの法則だ。

その過程を気の遠くなるほど繰り返し宇宙は広がっていった。

地球に降り注ぐ粒子も元はビッグバンから生まれたのだ。

宇宙を旅しながらすべて経験して。

時には広がり時には秩序を作り物質化しまた爆発して広がる。

次に子宮を宇宙と見立てその中の卵子を地球と仮定すればどうなるだろう。

その宇宙にはまだ生命体がいない。

宇宙空間と地球だけだ。

宇宙において生命体がいないということはどういうことか。

それはその宇宙自体が存在していないと同じ事だ。

卵が先か鶏が先かと同じ原理。

生命体は進化し、知的生命体へと進化していく。

そしてその知的生命体がいなければこの世界を認識することはできない。

認識できるものがいなければ存在しないと同義なのだ。

そこに何かがあってもなくてもどっちでもいい!なのだ。

そして有るに気付くものが現れたときに世界は生まれる。

有ると同時に無いから有るに確定すると言うべきか。

そしてまだ生命体のいない子宮の中の宇宙は存在しているが存在していない。

ただの子宮という事になる。

宇宙になる前の空間といった所だろうか。

では子宮の中の宇宙にとってのビッグバンとは何か。

子宮の外側の生命体と交わった時に起こる。

いわゆるセックスだ。

そしてセックスによる射精こそ子宮の中の宇宙にとってのビッグバンなのではないかと仮定する。

そして他の宇宙の記憶を持った精子という粒子が卵子という地球にたどり着き新たな生命体が生まれる。

卵子たどりついて授精できるのはたった1匹。

その他は死に身体に吸収されるか排出される。

外の世界に目を移してみよう。

魂というものがビッグバンから生まれた粒子だとしたら。

気が遠くなるほど宇宙空間を旅してきてようやく肉体という物質がある地球にたどり着く。

その大量の粒子という魂のほんの一握りしか肉体を持てない。

そして地球に降り注いだ粒子は地球にたどり着いた瞬間から寿命が短くなる。

そして肉体も持てなかった魂は宇宙に同化する。

それぞれの粒子が気の遠くなるほどの旅をして経験を得たのに。

それと似てはいないだろうか?

また話を戻そう。

新たな生命体を得た子宮という宇宙は観測者を獲得した。

そして子宮内で驚くような進化の過程を経る。

子宮の中で受精し細胞分裂が始まり出産するまでの過程は実に神秘的だ。

一つの受精卵から細胞分裂を起こし、そして魚類→両生類→爬虫類→哺乳類と変化していく。

地球上で生命体が何十億年という歳月をかけて進化していった過程を十月十日で経験していく。

そして進化の最終形態の人間の形になり外の世界へ産まれ出る。

さて。

子宮を宇宙空間、卵子を地球と見立てた。

その地球と見立てた卵子が変化し人間になって産まれる。

外の世界に視点を移してみよう。

いま我々は地球の上で生きている。

そして地球を観察している。

観察者がいるから地球は存在しているし、地球がなければ我々は生きていられない。

そう考えたら地球と我々は一心同体なのだ。

人間が地球そのものであり、地球が人間そのものなのだ。

地球は科学の発展と共に地球はどういう形で、どういう構造で、何で出来ているかがわかっていった。

そしてわかればわかるほど地球の存在が確定されていった。

まるで地球が自分のことを知るために自分の魂を分け人間を作ったかのように。

そしてその地球も宇宙が自分の事を知るため、自分の存在を確定させるため魂を分け作ったのではないか。

うすぼんやりとしたものにくっきりと輪郭を付け形を作るのが科学であり物質文明なのだ。

地球上で単細胞である生命体が進化し人間が誕生する。

子宮の中と同じことが起きている。

まるで宇宙という子宮の中で起こっているかのように。

もしかしたら誕生してから約46億年経った地球は宇宙の外から見たらそろそろ臨月の状態なのかもしれない。

そして外宇宙の時間では約十月十日しか経っていないのかもしれない。

話は最初に戻りこの世界がまるで人間のようなカプセルの中にいて仮想現実の中にいるのだとしたら人間の胎児と違い産まれることはない。

外の世界に出てみたくはないですか?

新しい世界に産まれ出たいとは思いませんか?

しかし外の世界は何もないのかもしれない。

まるで観測者のいない宇宙のように。

そしてこの世界が何もない外の世界を想像し創造するための場所だとしたら?

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地球は12888年ごとに大変革を起こすという話がある。

地球の歳差運動25776年の半分の年数だ。

そして歳差運動の1/4にあたる6444年ごとに文明が大きく変わると言われている。

今の文明の始まりはシュメール文明。

物質文明と言われている文明だ。

ではその前の6444年間はどんな文明だったのか。

それは精神文明だったのではないかと言われている。

6444年間で精神文明が発達し崩壊しシュメールから始まる今の物質文明が始まった。

シュメール文明がいつ起こったかは正確にはわかっていないが約6444年前くらいなのは間違いない。

とすれば今の時代がちょうど12888年の大転換期にあたる。

そしてその大転換期とは6444年前に失われた精神世界とこの6444年間で発展した物質世界が融合され新たな世界が生まれると言われている。

精神文明の記憶をなくし物質文明は発展した。

逆に言えば精神文明を忘れたからこそ物質文明がここまで発展したと言っても過言ではない。

胎児は外部の接触はない。

脳は4週目でできる。

もしこの頃から意思があるのだとしたら。

自分の五感を認識できないのであればすべて想像し創造していることにならないだろうか?

逆に考えれば自分の存在を確定させるため外の世界を創造しているのかもしれない。

産まれたときには胎児の記憶は失われる。

似ていないだろうか?

胎児の記憶は失われると言ったが完全に失われたとは限らない。

幼少の頃に不思議な体験をしたり、霊的なものを見たという経験をした人はあんがい多い。

子供がが不思議な行動をとったり、知るはずもないことを知っていたりという話もある。

大概は大人になっていく過程で忘れていくが憶えている人もいるし、今でも見えている人もいる。

見えない私にはその真偽はわからないが否定する材料もない。

歴史にしてもそうだ。

この物質文明でも精神文明をまったく忘れて始まったわけではない。

初期の哲学や宗教を見れば一目瞭然だ。

科学の発展と共にとんでも話しに成り下がっていった。

こういう面からみて人の成長過程と物質文明の発展過程は似ているように思える。

これから訪れると言われている精神文明と物質文明が融合した世界とはどんな世界だろう。

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精神世界ではイメージが具現化する。

しかし理論がわからないとめちゃくちゃな世界になってしまう。

物質世界では物理の法則によって成り立っている。

そしてその法則を知る事や構造を知る事であらゆるものが作れるようになる。

科学が究極に至り、その上で人類が精神で繋がり全ての情報や知識が共有されればあらゆるものの構造や法則がわかる事になる。

そして精神世界の核となるものはイメージだ。

どんなにイメージしてもそのものの構造が分からなければ作れない。

そして量子力学。

この世界のものはすべて物質でありエネルギーだという事を完全に理解して受け入れられるか。

少しでも疑ったら何も起こらない。

そのために段階として人と人とが心で繋がること。

愛を知ることなのだろうと思う。

そしてその輪を広げ地球と一体化しそしてその想いは宇宙へと向かう。

そして宇宙のすべてをイメージできるようになる。

そうなればもう宇宙そのものだ。

外の世界に宇宙を作ることなど容易い。

今が過去よりも優れているとは限らない。

子供よりも大人の方が優っているとは限らない。

産まれてからのこの世界がすべてとは限らない。

時間は過去から未来に進むとは限らない。

そしてこの目に見えている世界が自分の中の世界より広いとは限らない。

我々が愛し合って出来た子供は我々から産まれたものだが、もしかしたらこの世界は逆に仮想現実だと気付いた胎児が外の世界に行きたいと願い子宮の中で想像して創造した世界なのかもしれない。


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