【イム様の正体とニカと空白の100年】
〈ガーリング聖と月〉
1125話にてサターン聖が粛清されました。
上記の描写からイム様により殺されたと考えられ、おそらくは五老星とはイム様の能力によって不老不死になったのではないかと思われます。
もっと言えばすでに死んだ人間に魂を再び戻し生き返らせて不老不死にするといった感じだろうか。
ゆえに生殺与奪はイム様次第となっている。
エメトが錬金術のゴーレムがモデルのように五老星も錬金術による人体錬成のようなものなのかもしれない。
おそらくこれが五老星がイム様のことを創造主と呼んでいる理由なのではないかと思う。
さてサターン聖の死後に五老星に入ったのがフィガーランド・ガーリング聖。
よく見る考察ではこのガーリング聖が月を表しており、これで月火水木金土が揃ったと言われている。
はたしてガーリング聖は月なのだろうか?
ガーリング聖以外の五老星には惑星名が名前に刻まれていた。
しかしガーリング聖に関してはおもに見た目、もっと言えばシルエットが三日月のようだから月だと言われてる。
たとえばずっとこのシルエットであるなら月の可能性も低いとは思うがありえるかもしれない。
しかし若い頃のガーリング聖のシルエットは月ではない。
他の五老星と比べて月と断定するには根拠が弱くないだろうか。
日月火水木金土の中で日月は特別な存在である。
聖書によると神は7日で世界を創造した。
いわゆる【天地創造神話】である
1日目の『光あれ』という言葉から世界が創造され6日目で世界の創造が終わると7日目を安息日にした。
その安息日が日曜日なので月曜日は天地創造の1日目となる。
月曜と日曜とは天地創造の始まりと終わりの関係なのだ。
上記の言葉を当てはまるとαである始まりの【月】とΩである終わりの【日】は共に神ということになる。
ONE PIECEにおいて【日】は太陽の神ニカに対応しているのであれば【月】は月の神○○となるのが綺麗ではないだろうか。
はたしてガーリング聖は月の神に相応しいキャラだろうか。
五老星に不死身の肉体を与え創造主と呼ばれているイム様こそ月の神に相応しいと考えられはしないだろうか。
そもそもガーリング聖はイム様に逆らえば殺されるというリスクを取ってまで不老不死の力を欲しがるのだろうか。
前記のようにもしイム様の能力が死体に肉体と魂を与える人体錬成のような能力であったとしたらなおさらである。
おそらくガーリング聖はイム様に能力を与えられたわけではなく人のまま五老星になったのではないだろうか。
ガーリング聖の名前のモデルは宇宙飛行士のガガーリンから来ているのではと考えられる。
「地球は青かった」のガガーリン。
人類初の有人宇宙飛行に単身で成功した人物である。
太平洋戦争終結後、冷戦時代に入りソ連とアメリカでは宇宙競争がぼっ発した。
ロケットの開発はミサイルの技術に直結するために始まった技術戦争。
実はずっとソ連が優勢だった。
世界初の人工衛星もガガーリンの有人飛行もソ連が世界初。
その劣勢に焦ったアメリカがアポロ計画に着手しアポロ11号によって世界初有人月面着陸を成功させた(とされている)
その後ソ連の崩壊と共に下火になっていくがONE PIECE世界においてこれらの出来事がおそらく落とし込まれている。
【覚醒はゴムの体に更なる「腕力」と「自由」を与える】

ニカの能力に『腕力』という明記は必要だろうか?
自由という能力の中に腕力も含まれてもいいのではないだろうか。
目が飛び出したり、雷を掴んだりするくらいなのだからものすごい腕力だって付随できるはずだ。
もしあえて『腕力』という言葉をを入れたかったとしたら。
『腕力』を直訳すると『アームストロング』
アームストロングはアポロ11号の船長である。
ガガーリンは世界初で宇宙飛行を達成したが月には到達していない。
ガーリング聖の名前のモデルがガガーリンであるならばガーリング聖は惑星のある宇宙には行けるが月に到達できないのだ。
逆に言えば惑星のある宇宙に人間のまま初めて行った者という捉え方もできる。
五老星の中で初めて人のまま加入できたということではないだろうか。
そして月に到達できるのはアームストロングがモデルであるルフィなのではないだろうか。
月の神に対抗できる唯一の存在は太陽の神。
ちなみにアポロ計画の最初のロケットであるアポロ1号は打ち上げに失敗して船員は死亡してしまった。
その搭乗員は以下の3名。
ガス・グリソム
エドワード・ホワイト
ロジャー・チャフィー
下の3名と比べてみると。
ポートガス・D・エース
エドワード・ニューゲード
ゴール・D・ロジャー
どうだろう。
月面着陸という壮大な夢はアポロ1号の意思を受け継いでアポロ11号で成功させた。
エース、白ひげ、ロジャーの意思を受け継ぐルフィが月に到達する。
アポロ計画とはまたの名をムーンショット計画。
ムーンショット計画は現代では『実現できれば非常に大きなイノベーションが生まれる壮大な計画』という意味で使われている。
壮大な計画とはおそらく【世界をひっくり返す】ほどの大きなイノベーションのことだろう。
おそらくこの辺りがラフテルに関わって行くのではと思うのだが今回はここは論じない。
〈イム様の正体〉
イム様が月の神の悪魔の実を食べているとしたらその悪魔の実名前とは。
ヒトヒトの実幻獣種モデル【ギヤ】
またの名を【月の神ギヤ】
1125話においてサターン聖がイム様よって殺されたとき以下のように黒い覇気のようなものが抜け出ている。
そして干からびて(老化して?)骨だけになりました。
これはイム様がサターン聖の覇気もしくはエネルギーや魂を抜き取ったのではと思われます。
この黒い覇気のようなものは五老星が召喚される時にも先に現れました。
この黒い覇気のようなエネルギーはイム様の能力が付与した力であり五老星全員が同じエネルギーを共有しているため誰か1人がいる場所に転送することを可能としているのではないだろうか。
要するにイム様のエネルギーを5体に分けた存在が五老星。
ベガパンクが脳を共有して6体の役割の違うサテライトというロボットを作ったように五老星はイム様のエネルギーを共有して5体の役割の違う生命体を作った。
五老星は五芒星の魔法陣から現れる。
五芒星とは5つの要素にエネルギーが循環し安定する状態を表す。
これは五老星と対応をしているイム様の能力の象徴であり能力そのものでもあるのではないだろうか。
この五芒星は逆向きになると逆五芒星となりバフォメットの象徴となります。
そしてバフォメットは山羊の姿で描かれます。
このバフォメットは左上と右下に描かれているように月を象徴に持っているのです。
山羊と月が繋がります。
次に話は星座へ移ります。
山羊座(Capricorn)があるのは磨羯宮。

磨羯宮とは黄道十二宮において山羊座を示す領域のことをいうのですが、西洋占星術においてこの磨羯宮が冬至の始まりとされています。
そのため冬至の際に太陽が真上を通る南海帰線はtropic of Capricornと呼ばれています。
冬至とは一年のうち最も昼の時間が短い、つまり太陽の力が最も弱くなる日ということから古来から冬至は黄泉の国と繋がる日で陰の象徴とされており、そのことから山羊座や磨羯宮も陰の象徴として扱われてきました。
この黄泉の国と繋がるというところが人体錬成という魂を召喚し五老星を作るというような魂を扱う能力に繋がっていくのではないでしょうか。
月は陰陽において陰を表している事からこのバフォメットも陰。
ではその対極にある陽の象徴とは何か。
それは黄道十二宮において磨羯宮の対極にある巨蟹宮内の蟹座(cancer)
巨蟹宮とは黄道十二宮において蟹座を示す領域のことをいうのですが西洋占星術においてこの巨蟹宮が夏至の始まりとされています。
そのため夏至の際に太陽が真上を通る北回帰線はtropic of cancerと呼ばれています。

つまり陰の象徴であるCapricornが月に繋がっていったようにその対極である陽の象徴がcancerであり、この蟹座は太陽に繋がるのです。
蟹=カニ
太陽に繋がるカニを逆から読むとニカになります。
だから【太陽の神ニカ】
同じように月と繋がるヤギを逆に読むことでギヤとなり、月の神の名前がギヤであるという結論になるのです。
〈空白の100年の争いとは〉
東洋には陰陽五行説というものがあり、これは陰陽と木火土金水という五行の循環により世界が成り立っているという考えです。
このシステムも五芒星と同じ。
陰陽は月日と対応しているのでここでも日月火水木金土が現れます。
そして木火土金水には「木の陽」と「木の陰」のようにそれぞれ陰陽があり全部で10となります。
これを十干と言い、さらに十二支を合わせることにより十干十二支で【干支】と呼ばれています。
この【干支】昔は【兄弟】と表記されていました。
【兄=え、弟=と】でえと。
十干は甲(きのえ)乙(きのと)丙(ひのえ)丁(ひのと)・・・・と続いていきます。
これは甲=木の兄、乙=木の弟、丙=火の兄、丁=火の弟・・・・であり兄は陽で弟は陰。
太陽が兄で月は弟。
ということはジョイボーイが兄でイム様が弟だったのではないだろうか。
【スマナイジョイボーイ…「王」ニデキナクテ…】
空白の100年とは長子相続のため皇位継承権がなかった弟のイム様が20の連合軍と共にクーデターを起こしたというジョイボーイとイム様兄弟による王位継承争いだったのではないだろうか。
おそらくこのクーデターは成功し巨大な王国を追われたジョイボーイは原初の海賊となった。
その冒険の中多くの仲間が集まり、再びイム様率いる20の連合国との戦いになったのではないだろうか。
そして結果はジョイボーイの敗北で幕を閉じた。
これが空白の100年の戦いの概要。
皆さんはどう思われますか?
ということで今回はここまでとさせていただきます。
それぞれの深堀はいずれまた考えがまとまった時にでも。
個人的な妄想を最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまたの機会に!