初めての工藤和真さん(テノール)。PPT定期のヴェルディ《レクイエム》にて_2024年6月8日
先週末は、パシフィックフィルハーモニア東京の第166回定期演奏会で、ヴェルディの《レクイエム》を聴いてきました。
指揮は園田隆一郎さん。
中村恵理さん(ソプラノ)をはじめとする4人の歌手は、オーケストラの後ろに立ち、合唱団を背負う形で歌いました。
私は今回、初めて聴く工藤和真さんのテノールを、それはそれは楽しみにしていました!
というのも、工藤さんがAMATIへの所属を公表する直前、あるオーケストラの演奏会で偶然隣りの席になったのです。
「この方はきっとオペラ歌手に違いない」
そう思いつつ声をかけられずにいたところ、飛び込んできたのが所属のニュース記事でした。以来、勝手にご縁を感じて、聴いてみたいと思っていたのです。
さて、工藤さんの歌声には透明感があり、立体的な響きをもった甘いテノール。大好きなオペラでも聴いてみたい声でした!
席がかなり前だったので、場合により工藤さんが少しだけ見える程度で、ほかの歌手が歌う姿はまったく見えませんでしたが、その代わりにうれしいことも!
合唱の迫力に圧倒された第2曲 《怒りの日》。「ラッパの音が響き渡る」と歌われるところで、2階から響いてきたトランペットを天界の音色として聴くことができたのです。
私は合唱のある曲が好きなので、とても良い経験ができました。
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