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突然の来客は、家を浄化するうれしい切っ掛け_小説家の「片づけ帖」Vol.37

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■突然の来客は、家を浄化するうれしい切っ掛け

4月30日(日)、目覚めたらそのままPCに向かって「湖面にたゆたう」を書くものと思っていたのですが、現実はいつものルーティン。
つまり、「小説を書く前に掃除をする」という流れが用意されていました。

目覚めたら、3時間後に家族のところに友達が遊びに来ると告げられたので、気づけば家じゅうに掃除機をかけていました。

ご存じのとおり個人的な趣味により、私は普段から頻繁に掃除をしているので、リビングのテーブルやら仕事部屋の机やらキッチンの作業台やらの上をクリーナーで拭いて、床に掃除機をかけて床をクイックルで拭くのにさほど手間がかかりません。

ゴミ箱は家の中に置いていないので、新聞紙の束や宅配で届いた段ボールを縛ってバルコニーに出せば、かなりスッキリ。

あとは、トイレ掃除もすぐ終わります。

今回は、普段あまり掃除しない細々したところも掃除する余裕があったので、友達が家に来たときには、お線香も焚き終えた爽快な家でした。

それまでの、資料の散乱していた仕事机やら、原稿に手間どってシャワーも浴びずに苦しんでいたことなど、まるで無かったかのよう。
映画「シャイニング」なら、何の残影も出ないことでしょう。

友達に軽く挨拶をすると、私はそのままピカピカの仕事部屋で小説に没頭できました。

突然の来客は、家を浄化する切っ掛けになるので、うれしいものです。

またまた登場。山田松香木店のお線香。大好きな白檀


今日は特別に、高価めの「百合」を掃除後の家じゅうで焚きました

■石田衣良さんは儀式不要とおっしゃったが、私は執筆前にがっつり掃除をするタイプ

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