一文字で印象が変わる日本語
日本語は、一文字入れるか入れないかだけで印象が大分変わってくる。
「は」
例えば、文の途中に「は」を入れてみる。
先輩「あの仕事やってる?」
後輩A「やっています。」
後輩B「やって は います。」
「は」を入れることで、なんだか後輩Bが不満げそうで不貞腐ているような印象になる。
これはすなわち、私たち日本人は動詞の後ろに「は」が入ることで後に続く言葉が、「否定」というのを生理的に理解しているだからだと考えます。
やって は います(が、しかし・・・・)←否定
この(が、しかし・・・)という文章が、言わずとも何やら否定的なことが来るんだなと、一瞬で不安を煽る。
そして、人によっては続く否定を相手の想像に委ね、「やってはいます」で敢えて終わらせる人もいる。
そんな風に言われた時には、
「やってはいるって??」
「どうしたの?何か問題でもある?大丈夫?」
と聞かざるを得なくなる。
まさにメンヘラテクニックだ。
この「は」の一文字だけでニュアンスが変わって来るから、たった一文字でも馬鹿にはできない。
そしてもう一つ、一文字で印象が変わる日本語をご紹介します。
「ね」
「ね」という文字は、敬語の後ろに付けると力が入り重々しくなる文字だ。
例えば、
・やりますね
・頑張ってくださいね
・お願いしますね
これは私の思いすぎだろうか・・・
何やらミスをした後に、念を押されているような感覚に陥る。
「ね」に力を込めるとその思いはさらに強くなり、感じたことのないプレッシャーに押し潰される。
たった「ね」だけで。
「ね」を入れるか入れないかで、その日、1日の気分が決まる。
よろしくお願いします。
よろしくお願いしますね。
「一言余計だよ!!」とよく言うが、「一文字余計だよ!!」といったツッコミも令和では浸透しないかなと思う日曜日の夜でした。
そして、「〜〜〜だよ!!」と文章を見るとアンジャッシュの大島さんで脳内再生される日本人は何人いるだろうか。
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