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証明問題、体が拒否反応する問題を証明。


高校生のころ、証明問題というのがとても苦手だった。

数学自体それほど得意ではないのだが、特に証明問題の文章が苦手だった。


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問題1.

AB = DC、AB // DCの△ABCと△CDAがあったとします。

このとき、△ABC≡△CDA

を証明しなさい。

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いきなり、「この条件の時のこれを証明しなさい」と言われても、右往左往してします。状況が分からないのだ。


社会人1年目の新卒が上司から良く言われることで

『それを行う目的はなんなんだ?』

という言葉があります。


この証明問題にも言ってやりたいです。


ここまで見て薄々気づいている人はいるかもしれませんが、私はまぁまぁの馬鹿なのだ。



遡ると小学生の頃の数学はとても分かりやすかった。

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問題1.

リンゴが5つあります。ようこちゃんが3つリンゴを食べました。

残りのリンゴはいくつでしょうか?

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と物語風になっているのだ。

これ以外にも、池の周りを兄弟が走り回る物語・・・いや、物語でなく問題もそうだ。


イメージしやすく且つ感情移入しやすく解きやすい。



特に人は感情で動くというのは有名な話です。

しかし、数学に感情なんていらない。


という意見もあるかもしれません。



まさにその通りです。

国語が感情であれば、数学は理論。バランスが取れている。


数字は中立であり感情論なく伝えられるからこそ、冷静な分析と考察が出来る。


大人になった今だったら身に染みて染みて染みすぎて理解出来るのだが、当時高校生だった私には全く分からなく、証明しなさいと出ると、拒否反応が出ていたのだ。

これはある意味反抗期にも近いかもしれない。やれと言われるとやりたくなくなる。

証明しなさいと言われると、証明したくなくなる。


人間は屁理屈なのだ。


現在も同じように、証明問題に何やら自分でも理解できないアレルギーが出る高校生はいるのでは?

それを踏まえて、証明問題をこういう風にするのはいかがだろうか。



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問題1.

この証明を出来れば、冤罪を無罪にすることが出来る。それはあなたにかかっている。

AB = DC、AB // DCの△ABCと△CDAがあったとします。

このとき、△ABC≡△CDA

を証明しなさい。1人の男の人生を救ってください。


問題2.

我々には現在証明が必要です。これは国家存続の危機に関わる重要な任務だ。

AB = DC、AB // DCの△ABCと△CDAがあったとします。

このとき、△ABC≡△CDA

を証明しなさい。健闘を祈る。

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少しでも面白い世の中になってくれれば嬉しく思います。



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