紅葉の路
かさかさと
落ち葉を踏みながら
お寺に向かう
美味しいものや
不思議なもの
たくさん並んだものには
目もくれず
階段を上って行く
お線香の香りに包まれて
お寺から見下ろすと
赤い紅葉の参道
空は青くて
コントラストが美しい
何でもない会話をして
脚が痛いと言えば
手を引いてくれ
おしるこを食べ
味噌田楽の卵を半分こして
お茶をすする
誰に見られても怖くない
昔、来たなと話したり
ふらふら歩いて
危ないよと側道に戻らされ
ああ、私はやっぱり甘えてる
守られてると思う
一度別れて、また再婚
道ならぬ恋とは違い
お日様の下や
人の多いところへ行けること
前には手にしていて
自分で棄てて
またこの人の元に戻った
かれこれ25年
親より長く一緒にいるのは、
離れてもまた繋がってしまうのは
やはり
縁が深い人なのだろう
ずっと見守っていてくれるこの人は
すごいなあ
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