【お願い】あいちトリエンナーレ2022について
次回のあいちトリエンナーレを通常通りの時期と規模で開催してほしい旨を書いて、県民文化局にメールした。この問題はまだ終わってないから。
同じ声をたくさん届けたいです。
【宛先】kenminsoumu@pref.aichi.lg.jp
送ったメール↓
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愛知県 県民文化局 県民生活部 県民総務課
ご担当者様
1/25中日新聞の「トリエンナーレ運営検討会議、県が立ち上げへ」という記事を見てメール致しました。
次回のあいちトリエンナーレ開催に向けて通常盛り込まれるはずの経費予算が来年度は見送られる見通しだということは、2022年の開催が危ぶまれる可能性があるということだと思います。
私は県外の人間ですが、これまで2010から始まる全てのあいちトリエンナーレに観客として参加し、毎回楽しませて頂いております。
2019年のあいトリは東京から計3回行きました。
名古屋市や今回の豊田市だけでなく、岡崎市や豊橋市や全ての会場に足を運びました。
10年分の想いが詰まっています。
年に400ヶ所以上、海外を含む美術館や芸術祭へ訪れておりますが、あいちトリエンナーレの質と規模は国内随一ですし、海外にも誇れるかなり特別な、日本一の芸術祭です。
不自由展も、このあいちトリエンナーレでなければ絶対に開催されなかった展覧会だと思います。
普通は企画段階で、我々の知らないうちにひっそりとボツになっていると思うからです。
優秀で真面目な職員の方々がいなければ、この意義のある試みが日の目を見ることはあり得なかったはずです。
騒動になってしまったのはとても残念でしたし、電凸を実際受けた職員の方々のストレスは想像するだけでもつらいです。
でも、この企画を実際に通せる土壌が現在の日本にあるということは、私にとっては少なくない希望でした。
ここ数年、美術館やギャラリー等あらゆる場所で実際に検閲や自主規制の事実に触れてきていたからです。そしてその波は年々ひどくなっていくように思えていたからです。
その中でこの企画を通せたということ自体が、素晴らしいことなのではないでしょうか。あいちトリエンナーレでなければ成し遂げられなかった功績です。
あまりにも騒動が大きくてそうは思えないかもしれませんが、後退し続けていた日本の文化にとっても、今後のアート界にとっても、とても意味のある大きな一歩だと思います。
そんなあいちトリエンナーレを、今後もずっと続けていって頂けないでしょうか。
地元の素晴らしいボランティアの方々の支えもあります。
初回から毎回楽しみにしている人達もいます。
それに今回のことでアートに関心を持った新たな層もいるはずです。
入場者数は例年より大幅に増えていますし、実際に足を運んだ人達が何か大切なものをそれぞれ持ち帰っていると思います。
トリエンナーレは「3年に一度」という意味なので、2022年に開催できないと意味がありません。
規模を縮小させるようなこともしないでください。
どうか、時期と規模を変えず、通常通り2022年に開催して頂きますようお願い致します。
12年目も心から楽しみにしております。
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