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禁断の質問していくスタイル
やばい奴が現れた。
己の興味と探究心のしもべ、謎は明らかにせねば気が済まない。その名は男児、4歳なりたて。
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遠くから、ジジババが来てくれた。喜ぶ息子。和やかな近況報告。
最近図鑑が好きで〜
など好きな本トーク。ここまでは良かった。そこで突然、
「おじいちゃんも おしっこちょっぴりもれたろう?」
うっ と言葉に詰まるじいじ。凍る空気。70近い老紳士に微妙にリアル過ぎる質問。いつも冷静で蘊蓄好きのインテリ紳士になんたることを。
おしっこちょっぴりもれたろう。
それは名作絵本である。ユーモアに富みつつ優しい世界を教えてくれる。
おしっこの後に、わざとじゃないけど、パンツにじわっとちょっとだけもれちゃう男の子のお話。仲間がいなくて悩む主人公に、おじいちゃんが自分ももれたろうなんじゃ、とこっそり教えてあげる。(リンク先試し読みあり)
・・じいじは、もれたろうだ、とも、
違う、とも言わなかった。
そこから、一通り絵本の話をし、りんごかもしれない、も面白いんですよー など談笑し。
しかし男児は追及の手を緩めなかった。
「おじいちゃんのちんちんのたまはなんこ?」
そこは間髪入れず
「睾丸が2つあるのが不思議なようで、他の人も同じなのか知りたいようです。」
つとめて無表情にさらりと解説、えらい私、そして、
「じいじと一緒にお風呂に入ったら〜?」
という絶妙なパス。受けろ、受け取ってくれ!!しかし無情な一言、
「いやだ、おかあさんと入る。おとうさんもいや。」
なぜ!そこで!おとうさんを持ち出す!
おとうさんはジジババの息子や!
***
まあこういうもんですよね。お願いします、そういうのあるよね〜って言ってください。
舅姑に睾丸と言い放った嫁より。
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