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間取りを決める前に事前に伝えて~キッチン編~
こんにちはホームズです。
建築会社さんによりますが、インテリアコーディネーターが入る場合、間取りはすでに決定していることがほとんど。
また、確認申請を出した後だと、計画変更をすると無駄な料金もかかってしまいます。構造の関係で変更料を支払ってもできない場合だってあります。
できるだけ後悔しないマイホーム計画を進めて頂くために、本日もアドバイスさせて頂きます。(他の部屋の注意点はこちらから→トイレ・浴室)
今回は「キッチン」に着目してご紹介していきます。
①キッチンの形状と作業スペース
キッチン本体は数段階でサイズが分かれています。
最近のご新築では「I型2550サイズ(2m55cm)」をお選び頂くケースが多いです。
中には2700や3000等の大きなサイズをご希望される方ももちろんいらっしゃいます。
I型キッチン以外にもアイランドやペニンシュラ等形状も様々で、間取りが決定してから変更が難しいものもあります。
また、キッチン食器棚からキッチン本体の間のスペースはどのくらいの寸法がほしいか、それぞれのご家庭の生活パターンで変わってきます。
ご夫婦で一緒に料理を楽しむご家庭や、お子さんと一緒に作る家庭だと、通常より広いスペースの確保が必要であったりします。
事前にどのように作業をするかも重要なポイントになりますよ。
②レンジフードは予め検討を!!
お打合せをしていて、レンジフードを契約の内容から変更したいという方が結構いらっしゃいます。
コンロの上に設置しているだけに見えるので、変更するのが簡単に感じるのですが、商品によっては変更が難しい場合もあります。
レンジフードは大きく分けて、
・背面壁付タイプ(一般的な背中が壁についているタイプ)
・サイドフード(背中に壁がない場合に横の壁に設置するタイプ、ペニンシュラキッチンに使用することが多い)
・センターフード(周りに壁がない場合に天井に設置するタイプ、アイランドキッチンに使用することが多い)
と形状が異なってきます。
一番変更が大変なのは背面壁付けタイプにしている場合。サイドフードやセンターフードの設置をする際に後ろにある壁を取り除かなくてはいけないので、構造等が関係していると希望頂いてもご対応することができなくなってしまいます。
また、価格帯も大きく変動してきますので、事前に予算を確保しておくのをオススメします。
事前にご自身のお好みのレンジフードを選定しておきましょう。
③ゴミ箱スペース、家電スペース
図面上では距離間や長さ関係がイメージつきにくいというお客様も結構いらっしゃいます。
打合せ時にゴミ箱の個数やお持ちの家電についてご質問をするのですが、思ったよりスペースが小さかったというお話をされることもあります。
地域差もあるため、事前に置くゴミ箱の数(ゴミ箱の大きさ)は伝えておく必要があります。
また、最近は家電の種類もどんどん増えており、今までよりスペースが必要になってきています。
どのような家電があるか、サイズはどのくらいか等しっかり事前に伝えておきましょう。
オーブン等はかなり大きなものもあるので、既製品の食器棚では奥行が小さい場合もあります。事前に伝えることで回避できますよ。
④加熱機器はどうする?
間取りというよりは建物金額に影響してくる内容ですが、加熱機器も事前に決めておいた方が安全です。
間取りが決まった後でもガスにするかIHにするかは選定することはできますが、ボイラー等の設備機器によっては後から追加金額がかかってしまう場合もあります。
暖房や給湯をすべて電気で設定していた場合に、コンロだけガスにする場合は別でガスを引く工事が必要になってきます。
ボイラーがガスの場合でIHにしたい場合は、200Vの電気工事が別で必要になってくるため、電気工事分が追加になってきます。
事前に伝えておくことで、予定外の出費が発生しないため、安心してマイホームの打合せができますよ。
いかがでしたか?
ホームズでは住設機器についてのアドバイスも可能です。
是非興味のある方はホームズまでお問い合わせください!!