心地よいものに手が届く状態
これまでのライフワークをhomeportという言葉にして、1年3か月余り。「ライフ」という言葉には、自らの身体も含みこまれている。だから、何らかのアウトプットができていたとしていても、自分の身体が調子がよくない状態なら、アウトプットすること自体をやめてもいい。
その意味で、研究者の音楽をレコーディングするライブ「かもめ」、ホームパーティ、ホームシアター、ゼミ合宿in熊本、とある本を巡る対談(対バン)ツアー「soundtracks」は、その時の心身の状態と表裏一体のもので、その意味では、全然満足する水準には至っていない。
もっと、日常的に風が通り抜けるインプットとアウトプットがあるんじゃないかと思っている。そのために、いくつもの創作を繰り返しているような気がする。
とはいえ、homeportを始めてからは、長い間寝込むこともなくなった。いろんな体調不良はあるけれど、心は平穏な状態が続いている。常に風が舞い込んでくる準備を。最近は、無意識に身体を冷やしていたので、少しずつ温めていって、スピードを緩めること。
その先に、いろんなアウトプットが絡まりついてくるような世界が待っている気がする。機が熟するまで待ち続ける。