64.バイリンガルがもたらす脳への効果
なんとしても英語を習得する必要がある
効率的に英語を勉強する方法
言語を効率的に学ぶ方法を探求する為に、
言語学者による6か月で外国語を習得する方法に関する記事を
以前こちらの記事で投稿しました
言語学習のモチベーションを増やす
自分が求める働きをする為のステップとして、
どうしても現地就職の経験を積みたいと強く思います
その為には、何としても英語のコミュニケーションはクリアしないといけません
主婦として人に会わない生活の中で、
少しでも英語に触れる機会を自分で作り出そうと、
自分の興味のあるコンテンツを英語で見るようにしています
その中で、言語学習に関連した面白い動画を見つけた為、
今日はこちらを自分の備忘録がてら、残したいと思います
脳科学の専門でも無く、
自分の英語学習のモチベーションと、
興味があって視聴しているだけの為、
間違った表現が含まれる可能性があります
あくまで参考程度に見て頂けると幸いです
今回見た動画
Why being bilingual is good for your brain | BBC Ideas
バイリンガルはなぜ脳に良いのか
The benefits of a bilingual brain - Mia Nacamulli | TED-Ed
バイリンガルの脳が持つ利点
動画の内容をそのまま記載してしまうと、著作権に抵触してしまう恐れがある為、
動画内容をそのまま記載はしません
詳細を知りたい場合は、ご自分で動画を見てください
この動画で学んだ事
つい最近までバイリンガルは悪いことであると考えられていた
近代まで、特に子供たちに関しては、
バイリンガルは悪い事と捉えられていた
1960年代以前は、
言語の区別に多大なエネルギーを費やす為に、
子どもの発達を遅らせる障害であったり、
コミュニケーションを躊躇させたりするものと考えられていた
最近の脳画像技術の変化により、
神経学者はバイリンガルが脳にどのような影響を与えるか
垣間見ることが出来るようになった
言語と第一言語/第二言語
言語能力は通常、
能動的な活動(話す/書く)、受動的な活動(聞く/読む)という
2つの部分で測定される
言語を知っている状態というのは、
この2つに関して、
バランスの取れた全体的にほぼ同等能力を持っていることを指す
最近の研究で、人は第一言語と第二言語で、
以下の様な違いが見られる傾向があると判明している
第一言語:より感情的に反応
第二言語:より合理的で、抽象的な方法で反応する
※ここでの第一言語と第二言語の定義
第一言語:家族や友人と、非公式な環境で話すために使用される言語
第二言語:通常、 学校、大学、職場で学ぶ
バイリンガルやマルチリンガルがもたらす脳への利点
脳に関連する病気への好影響
脳卒中やアルツハイマ―の発症が遅れる
2007年の研究で、
バイリンガルや複数言語を話す人と、そうでない人とでは、
認知症やアルツハイマ―を発症する期間が
4〜4年半、最大5年遅くなることがわかった
認知的予備力(cognitive reserve)という考えを強力に裏付けられた
認知的予備力とは、
人間には、思考能力の予備力が備わっており、
老化や病気で生じうる損失から人が守られるという考え方でさる
脳卒中後の回復が著しく良好
脳をより健康にし、 複雑にし、活発に活動させる
灰白質の密度が高くなる
廃白質は、脳のニューロンとシナプスの大部分を含む
背外側前頭前野活動を引き起こす
背外側前頭前野:
無関係な情報をフィルタリングしながらの集中力において
大きな役割を果たす脳の部分である
言語を切り替える際の必要な努力と注意が
背外側前頭前野の活動を引き起こし、
実行機能、問題解決、 タスク間の切り替えといった
潜在的な脳の機能を強化することも示している
新しい事を学ぶ中で、特に言語には良い影響がある
新しいことを学ぶことは、 認知的予備力を高めるのに役立つ
その中でも、言語は特に幅広く、複雑で、
アイデアやコンセプト、 知覚、様々な音感にも影響を与える
特定のスキルが複雑であればあるほど、
認知予備力にプラスの影響を与える可能性が高くなる
右脳と左脳の両方を利用する
※脳は年齢と共に徐々に発達する為、
大人と子供で、メインに使う部分は異なる
新しい言語の習得はジムのトレーニングと同じ
新しい言語を学ぶことは 心の訓練で、
それは精神的には毎日ジムに行くのと同じである
バイリンガルの脳では、全ての言語が同時にアクティブになる
別の言語を話す時に、
ある言語を抑制する継続的な努力と、
定期的に言語を切り替えることに伴う 精神的な挑戦は、
私たちの脳を鍛える事に繋がる
それは集中力、 問題解決力、記憶力のみならず、創造力まで向上させる
バイリンガルであることに多大なメリットがあることは、
現在では広く受け入れられている
言語をいつ学ぶのが最適か
脳は複雑な神経ネットワークの集合である
子供の頃に新しい言語を学ぶ際、
新しいネットワークを構築することになる
早期にバイリンガルになるメリット
2023年のGreat Ormond Streetの調査で、
幼少期からバイリンガルだった人の脳のテストの結果が良かった
8歳から10歳の子供たちから構成される以下、
3つのグループに分けて実験を行った
グループ1:単一言語を話す
グループ2:生まれてすぐ2言語触れていたグループ(初期バイリンガル)
グループ3:2~5 歳まで2言語に触れたグループ (後期バイリンガル)
子供達に何もせずにスキャナーの中に横たわり、
ただ十字架を見つめてもらった際の脳活動を測定した
言語を早い段階で学習していることで、
安静時の脳の接続がより良くなる可能性がある
また、他の人の視点を見る能力や、
異なる視点を持つことを理解、
社会的および感情的な背景をより包括的に把握できるようになる
可能性があるとわかっている
成人してから第二言語を学ぶメリット
大きくなってから言語を学ぶ際、
既存のネットワークを変更して、
より多くのつながりを築く必要がある
年齢が上がる程、
言語学習は困難になる可能性があるが、
そのメリットもより大きくなる可能性がある
成人してから第二言語を学んだ人は、
母国語よりも第二言語で問題に直面した際に、
感情的な偏見が少なく、
より合理的なアプローチが出来ることが最近の研究でわかっている
子供の頃に第二言語を学ぶという
幸運に恵まれなかったとしても、
言語学習に遅すぎるという事は無い
バイリンガルのメリットは個人に留まらない
恩恵を受けるのは、私たちの脳だけではない
新しい言語を学び、複数の 言語を話すことは、
個人だけでなく社会にとっても非常に重要である
新しい言語を学ぶことで、
新しい文化体験や 様々な人々、コミュニティといった
人生のチャンスへの扉が開かれる
バイリンガルのメリットは想像よりも多い
日本で生活していると、
日本語で仕事も学校の授業も受ける為、
特定に仕事に就いている人以外、あまり英語を利用する機会がありません
英語を習得したり、多言語を習得するメリットとして、
ビジネスチャンスが広がったり、
キャリアアップや昇給に繋がったりと、
仕事をメインに考える人が多いのではないかと思います
また、それ以外に、
海外ドラマや、音楽といった芸術面に興味があったり、
海外旅行が好きであれば、
外国語を習得しようと思う人はいるかもしれません
でも、自分の様に、
英語や外国語学習の必要性や興味を
これまで感じる事無く生活出来た人間であっても、
健康面で大いにメリットがあると知る事が出来ました
ついつい、言語学習が上手く行かない時があると、
自分にとって本当に英語や外国語学習にメリットがあるのだろうかと思ってしまい、
学習を辞めたくなることもあるのですが、
仕事に生きる、使う場面があるという事以外にも、
多角的な視野を見に付ける、
脳トレをするという面で、
自分の中の外国語学習の動機付けができる
良い内容の動画でした