推敲を視野に入れたワークシート
1 はじめに
子どもに表現の力をどうやって付けさせるかを自分の中でずっと課題として持っています。なかでも,書く力は特に鍛えたい力の一つです。話したりする力ももちろん大切で付けなければならいのですが,書くという作業はありとあらゆる表現の核であると考えています。その書く力を付けるための表現の指導についてまとめました。
2 新学習指導要領においての書く力
学習指導要領においては書く指導はどのように位置づけられているのか改めて整理すると,次のようにまとめられています。
①課題の設定、情報の収集,内容の検討
②構成の検定
③考えの形成,記述
④推敲
⑤共有
この順番もよく考えられており,共有にまで発展させられてこそ国語科においては書くことの指導で表現にまで結びつけられたと捉えることが出来ます。
そして,書く活動においてこれらの全てがもちろん大切なですが,子どもの中には推敲の視点がありません。この推敲の指導をしながらも共有まで持って行く効率的な実践について考えました。
3 推敲の視点を持たせる
自分の文章を見直すというのは子どものうちから習慣づけておくべきです。誤字脱字や文章のみだれを自分で気付けるようになるのも一つの能力です。(偉そうに言えないほどお粗末な文章を書きますが。)これは口うるさく言ってやってとにかく気付かせてやらないと,採点者は容赦しません。小論文等の視点ともつながってきますが,視覚的に文章を直せるようにしてやりましょう。
このことは今後の表現力や小論文の指導にもつながっていきます。ぜひ,効率的に子どもの表現と推敲の指導に役立ててください。
ここから先は
0字
/
1ファイル
¥ 100
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?