【Interview Vol.1】 広報・ファンドレイジング担当 谷野ちひろ

谷野ちひろ 
法政大学社会学部社会学科を2005年に卒業後、パーソルキャリア株式会社において、 人材紹介部門のキャリアカウンセラーや人材派遣部門での営業を担当。 その後、財団法人大阪労働協会 OSAKAしごとフィールドでの企画部門を経て IT企業である株式会社ピーエスシーで人事を経験。2021年5月から特定非営利活動法人Homedoorにて 広報・ファンドレイジングを担当。プライベートは二児の母、読書と旅行が趣味。

—–Homedoorに入社されたきっかけを教えてください。

前職は人事の仕事をしていました。西日本支社の人事を7年間やり、ある程度やりたいことはやりきったという思いがありました。もう少し抜本的なこと、会社を変えていくということをするためには、本社（東京）に行く必要がありましたが、子育てなどのことも考えるとそれは難しかったです。

もう少し人事というキャリアを大阪で極めたい、大阪に本社がある会社の人事で何かしたいという思いから転職活動を始めました。なので、どちらかというと人事で転職活動をしていましたが、たまたまHomedoorの求人を見つけました。

昔から貧困問題に何らかの形で関わりたいという気持ちはありました。例えば、高校で卒業旅行に行った時、帰ってくる新幹線の中で友達と楽しい時間を過ごせて幸せだったのに、ふと「私はこうやって幸せにしているのに、この瞬間にも世界には苦しんでいる人がたくさんいる」と思っていたこともありました。

さらに、これまで人事の仕事を通じて、「大学を中退した」「大学に行きたかったけど行けなかった」といった色々な人たちの人生をお聞きする機会が多くあり、格差は再生産されるということを実感してきました。そういったお話を聞けば聞くほど、自分は親のサポートなどがあったから今ここにいるんだ、それはたまたまそうであったのだ、という気持ちを常に抱えてきました。

貧困問題に関わる仕事をするのは、もっと年齢を重ねてから、人事としてのキャリアを積んでからでも良いと思ってきましたが、ずっと格差の問題について消化できない気持ちを抱えたままでは嫌だという気持ちがあり、思いきってHomedoorの面接を受けました。

他社からも内定をいただいていましたが、前職でもどかしい思いをしていた「決済者までの距離が遠い」という葛藤が代表川口の側で働けることで解消できそうであること、Homedoorの自由でさまざまなことに挑戦できそうな環境に魅力を感じて入社を決意しました。また、未経験の分野である広報やファンドレイジングにチャレンジをしてみたいという気持ちもありました。

—–Homedoorでどのようなお仕事をされていますか？

広報とファンドレイジングを担当しています。Homedoorはよく税金で運営しているのかとご質問いただくことが多いですが、活動はご寄付とHUBchariの収益によって成り立っています。より多くの方々にホームレス問題をご理解いただき、Homedoorを応援いただくにはどうすべきかを考え、アクションを起こすのが私の主な仕事です。

さらに、個人だけでなく、企業様からのご縁にも支えられています。様々な形でHomedoorと関わりたいと仰る方々がいらっしゃるので、そういった方々とどのように繋がっていけるかを模索しています。

また、この4月からHUBchariの仕事にも従事することになったので、HUBchariをより多くの方に使って頂くためにどのようなアクションをするかについて考えていきたいと思います。

—–1日のスケジュールを教えてください。

9:30
出社。まずはメールチェック
10:00
朝礼、掃除
11:00-12:00
年次報告書の会議
13:00
昼休み。Homedoor運営のカフェ「おかえりキッチン」でランチ
14:00-15:00
研修の依頼をいただいた企業へのアポイント
16:00-17:30
講演の準備、調整。WEB記事の確認・修正。営業先の開拓。Homedoorの施設修理の対応。
17:30
終業

—–Homedoorで印象に残っているエピソードはありますか？

川口が出演したNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の放送前、広報に力を入れたことが印象に残っています。入社してはじめての大きなチャンスでした。川口にもたくさん知恵をもらいました。広報は未経験で入社したので、手探りながら色々なことにアクションを起こすことができ達成感を感じました。

—–余暇はどのようにお過ごしですか？

プライベートはしっかり楽しむということを意識しています。現在、9歳と4歳の二児の母です。できる限り、子供には自然に触れてほしいという気持ちがあり、山や海に一緒に行くことが多いです。お弁当を持って、デイキャンプに行ったりもしています。

—–このnoteを見てくださる方へメッセージをお願いします。

もっとHomedoorのことを知っていただきたい、応援くださる方々とコミュニケーションをとっていきたい！と思っています。よりHomedoorのことを知りたいと思っていただいている方には、ぜひお気軽にメール等でご連絡いただいたり、おかえりキッチンにお越しいただきたいです。みなさまとお話しできるのを楽しみにしています！

是非、お気軽にHomedoorの活動を応援いただけますと嬉しいです。

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口座名：特定非営利活動法人Homedoor　トクヒ)ホームドア

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